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蓮舫問題で注目の二重国籍は国籍法・公職選挙法ではどうなる?

パスポート

 

民進党の蓮舫氏の問題で注目を集めてる二重国籍。
国籍っていつまでに決めたらいいのでしょうか。生涯二重国籍でいることはできるんでしょうか。

そもそもなんで蓮舫氏は二重国籍になってるんなんでしょうか?

普段は考えたことのない二重国籍について調べてみました。

 

目次

蓮舫氏の二重国籍

蓮舫氏は1967年台湾人の父と日本人の母との間で生まれました。
日本で生まれたといいます。父親の国籍が台湾だったので、蓮舫氏も台湾国籍になりました。

1985年、蓮舫氏17歳の時には日本国籍を取得しました。でも台湾国籍は残ったままです。

でも「父親とともに台湾国籍を抜く作業をした」と発言していましたが、実際はやってなかったようです。

結果として現在まで30年以上も二重国籍を放置していました。

この間の発言は、
「台湾国籍は抜いている」
 (3日の記者会見)
「父が台湾語でやり取りしてたので覚えていない」
 (6日の記者会見)
「国籍は台湾なんです」
 (1997年の雑誌のインタビューに答えて)
「編集の段階で「だった」の部分がが省かれた」
 (7日のインタビュー)
「生まれたときから日本人だ」
 (3日のテレビ番組内での発言)
「生まれ育った日本で日本人でありたいとの思いで強く言った」
 (7日のインタビュー)

と、ころころ変わってます。
自分のことなんだからわかると思いますが。

現在は台湾国籍を抜く作業をしてるそうですが、時間がかかりそうです。

二重国籍は法律ではどうなってるの?

国籍法では22歳までは二重国籍は認められています。つまり子供は二重国籍でもいいわけです。だから親は日本人なのにアメリカで出産して子供にアメリカ国籍を持たせることができるんですよね。

原則22歳までに日本国籍か外国籍のどちらかを選ばないといけません。
日本国籍を選んだ場合。外国籍の離脱証明か放棄宣言のいずれかの書類が必要になります。
放棄宣言した場合は実際に籍を抜く作業をする努力義務が発生します。

つまり「申請したのに相手国に内乱やクーデターが起きて実行されませんでした」なら本人の落ち度はないけど。「何もせずに放置してました」というのは認められないんですね。

なんで二重国籍を認めないかというと。どっちの国の法律が適用されるか混乱する可能性があるからなんですね。

国会議員は二重国籍でもいいの?公職選挙法ではどうなる?

国会議員、閣僚についてはとくに決まりはありません。決まりがないということは二重国籍でも罰せられることはないんです。国会議員になるのは日本人なのはあたまりまえ。とばかりに、想定してなかったんでしょう。現在では国際化も進んでるので、法律の整備を急ぐべきですよね。

でも、公職選挙法では”経歴を偽った場合は違反となります”。選挙期間中に「自分は日本国籍しかない」。と言っていたなら公職選挙法違反になります。

学歴を偽って辞職に追い込まれた議員もいたくらいです。国籍を偽ったら辞職に追い込まれても仕方ありませんよね。

蓮舫氏は2004年の選挙の時に「台湾籍から帰化」と書いたそうです。今も台湾籍が残っているんですから公職選挙法違反です。ところが公職選挙法には3年の時効があるんです。今更罪には問えないんですね。

 

民族差別問題というのは問題のすり替え

蓮舫氏に近い政治家からは、父親が台湾人だから問題にするのは差別だ。という意見があります。でもそうじゃないんですね。親がどこの国の人かは問題じゃないです。

今問題になってるのは、政治家になる人が自分の国籍もわからずに嘘を言っていたということ。それを民族差別にしたてあげて差別の被害者としてふるまうのは、問題のすり替えですよね。

 

まとめ

 

・国籍法では22歳までに日本籍か外国籍を選択することになります。
・現在は国会議員が二重国籍ではいけないという法律はありません。
・公職選挙法では、経歴を偽ると違反になります。時効は3年です。

蓮舫氏の場合は意図したものかどうかはわかりません。でも今後二重国籍の人が国会議員になることも可能性としてはあるわけです。国会議員なら国籍ははっきりさせておくべきですよね。ましてや、嘘を言ったり、自分の国籍が分からない人なんて問題ですよね。

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