トイレットペーパー品薄になる!ガセネタを広めた男がネットで話題

社会・経済の話題
スポンサーリンク

新型コロナウイルスの流行でマスクが品薄になってます。

ところが2月後半あたりからトイレットペーパーまで店頭で品薄になっています。

トイレットペーパーとマスクは原材料も生産地も違います。マスクが品薄になったからといってトイレットペーパーが品薄になる原因にななりません。

でもSNS上でマスクが品薄になるとガセネタを広めた人がいるようなのです。

ネット上ではガセネタを広めた人が特定され話題になっています。その人がいた職場も謝罪に追い込まれる事態に・・・

どんな人が広めたのか調べてみました。

あと、この騒ぎをめぐって気になったことも紹介します。

スポンサーリンク

ガセネタを広めた人物とは

今ネットで噂になっているのが、鳥取県米子市の米子医療生活協同組合 の職員とされる人物。富田優史という人らしいです。

この人物がSNSで「トイレットペーパーやティッシュペーパーの生産元は中国、製造元では生産していない」「品薄になる前に事前に購入しておいたほうがいい」と発言したのが拡散したようです。

どうやらこの人は転売もやってるようですね。

自称「フリーの弁護士」を名乗りメルカリで転売をしていたといわれます。

 

結局は転売目的のために値段を釣り上げていただけじゃないの?と思いますね。

現在は富田氏のSNSは見えないようになっていますね。

米子医療生協が謝罪に追い込まれる

この富田優史が勤務している米子医療生活協同組合では3月3日公式サイトで謝罪文を載せました。記事はスポーツ報知からの引用です。

このたび、『新型コロナウィルスにかかわりトイレットペーパーが品薄になる』旨の事実とは異なる誤った情報のSNSへの投稿者の1人が、当組合の事業所に勤務する職員であることが判明しました

当組合の職員の極めて不適切な行為により多くの皆様方にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。当該職員には当組合の規定に照らして厳正な対応を検討いたします

スポーツ報知

個人が発信したのだから個人が公的な場で謝罪すべきだとは思いますが。米子医療生活協同組合も大変ですね。

ちなみに現在(3月3日)は米子医療生活協同組合の公式サイトは繋がりにくい状態が続いています。

茂木健一郎氏がデマ男を「立派」と称賛

この件については脳科学者の茂木健一郎氏が的はずれなコメントを出してます。

茂木氏はこの件を伝えたネット記事をツイッターに貼り付けた上で「デマが広がる上では受け手側のリテラシーも問題なわけで、投稿はきっかけに過ぎない」とコメント。続けて「いずれにせよ、このように特定して謝罪されるのは立派なことだと思います」としている。

楽天インフォシークニュース

要するに意訳すると「騙されるのは頭が悪いから。騙しても謝ればそれでいい」と言ってるのと同じです。

たしかにある意味マスコミは情報を売って利益を得てますから、そういう業界との付き合いが長くなれば「騙されるやつが悪い」と思えるようになってくるのかもしれません。

ちなみに「リテラシー」とはざっくりというと「情報を理解する能力のこと」。テレビや新聞、ネットの情報を見てもそれが正しいのか適切なのか自分で判断する能力が大切なんです。

つまり「日本国民の理解力が低い。読解力に問題がある」と言ってるのです。それをストレートに言うと問題があるのでかっこよくカタカナ語で言ってるだけです。

確かに茂木氏の言ってることは正しいかもしれません。僕も不確かなSNSを見て慌てるのは情けないと思います。茂木氏はそこがいいたいのだと思います。

でも、それはそれ。

これはこれです。

ここで世間に迷惑をかけた人間を「立派だ」と言ってはだめです。

騙されるのは理解力・読解力の低い人が悪い。騙しても謝れば立派なこと。

身勝手な言い分ですね。こういう芸能人化した知識人が迷惑行為を正当化するから問題です。

「叩かれている人をかばえばかっこいい」と勘違いしている「中二病」な人がいるから困ります。知識人って本当は頭悪いんじゃないの?と思うことがありますね。

個人のSNSを信じてはダメ、デマに流されないように

たまたま富田氏が話題になりましたが。まあ職場が公式に謝罪したわけですし。職員がデマを流したのは本当でしょう。

しかし、デマを流したのはこの人だけではないはずです。

SNSの不確実な噂をリツィートした人も同罪です。こういうインパクトのあるネタはアクセス数を稼ぎやすいので広める人は多いのでしょうね。

そのSNSを見て買いに走った人もいると思います。

そもそもナゼ?SNSを見たぐらいで買い占めに走るのでしょうか?テレビや新聞を見ない人でも今ではインターネット検索もできます。他の情報で確認しようとは思わないのか不思議です。

世間に不安が広がったときには必ずこの手のデマが増えます。

おそらく日本人の考え方は疫病を怨霊のせいだと恐れていた平安時代から変っていないと思います。怨霊って現代の風評被害のことですからね。

現在はSNSやインターネットがあるので個人でも簡単にデマを流せます。デマを流して面白がったり、金儲けする。残念ですがいつの時代も変わりません。

ウソに踊らされて「自分は危機管理ができている」と思っているとしたらおかしな話です。

大事なのはSNSは信じないことです。

インターネットの情報は信憑性が低いと言われていますし、テレビや新聞だって全ての情報が信用できるわけではありません。

でもSNSは個人的な思い込みや、イタズラも簡単に拡散できます。情報源としては一番不確かだなと思います。

つくづく日本人って扇動されやすいんだなとちょっと悲しくなりました。この程度のSNSのデマでトイレットペーパーがなくなるんだったら。亡国が日本国内で嘘の情報を広めようと思えば簡単にできますね。

というかもうすでにやってるかもしれません。

残念ながら茂木氏が「情報を受けっとった人の読解力・理解力が低い」と言うのはそのとおりだと思います。

まるで昭和のオイルショックのトイレットペーパー買い占めと同じ。明治時代にはハレー彗星が近づくと聞いて自転車タイヤのチューブが売れたりしました(地球が彗星の尾に入る→息ができない→チューブの空気を吸えば生きられる)。日本人って進歩しないですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました