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架空請求詐欺メールの見分け方

架空請求

詐欺メールが届きました。

普段使ってるメールアドレスに知らない業者から身に覚えのない内容で脅迫めいたメールが届きました。

これって、いわゆる「架空請求詐欺」ですね。

今使ってるアドレスは迷惑メールが多くてフィルターかけてるんですけど。
すりぬけて受信ボックスに入ってました。

目次

これが詐欺メールの内容

メールの内容を全文紹介しておきます。
これと全く同じ内容で大勢の人のところに送られてるみたいです。

弊社は調査業務、情報管理及び和解手続き代行等を主とした調査機関でございます。

本日ご連絡致しましたのは、現在貴方がご契約されている
インターネット有料コンテンツ提供サービス会社からの通告を放置し、
利用料金を長期延滞している事に対し、起訴準備期間に入った事を報告致します。

 本通知メール到着より、翌営業日(営業時間内)までにご連絡を 頂けない場合には、ご利用規約に伴い
1.ご名義人調査開始
2.各信用情報機関に対して個人情報の登録
3.法的書類を準備作成の上、法的手続きの開始

以上の手続きに入らせて頂きますので予めご了承下さい。
尚、法的手続きが開始されますと、管轄裁判所からの呼出状が発行され、
執行官立ち会いのもと、給料、財産、動産、不動産、有価証券等の差押さえを含めた
強制執行となりますのでご注意下さい。

最近、個人情報を悪用する業者の手口も見受けられますので、
万が一身に覚えのない場合でも、早急にご連絡下さい。
 
※メールでの返答には対応しておりませんのでご了承下さい。

【お問い合わせ先】
株式会社アクセスエージェント
担当:加藤・中村
お問い合わせ番号:03-6831-8565
受付時間:10:00~19:00

 

 

今話題のマイナンバー関連じゃなくて有料コンテンツの料金請求するという古典的なやりかたです。

いまだにこの手口で詐欺やってる人っているんだと思いました。

それだけ引っかかる人がいるって事でしょうか。
それとも詐欺やりたいと思った人が過去の例を調べて真似してるんでしょうか。

どちらにしても、このメールが来たから相手にしたら駄目です。

相手はメールを送った段階ではこちらの事は知りません。
メールアドレスが手に入ったから送りつけているだけです。
こちらから電話をかけると、そこからあなたを詐欺にはめるためにあの手この手であなたを騙してきます。

絶対、連絡をとってはいけません。

 

詐欺メールと気づいたわけ

このメール、一見するとよくできた文章のように見えるかもしれません。
でも不自然なところがあります。

メールであったとしても公的なものにはあるはずの内容が書かれてません。

次のような事を気をつけていれば違う文章の詐欺メールが来たとしても見抜ける確立が高くなると思います。

・相手の名前がない

 請求をするにしろ、警告するにしろ相手がないとできませんよね。
 でもその相手が誰かというのを書いてないという事は、メールを送った人はあなたの子を知らないという事です。

 つまり詐欺メールを出した側はメールアドレスしか知らない。そのメールアドレスを持ってる人の名前も知らない。

 請求するなら名義人を調べた後で出します。そうじゃないと請求する意味がないです。

 たまたま入手したメールアドレスに送りつけているだけなんですね。そのアドレスを誰が使っているのか知らないんです。

 メールを受け取った人が電話をかけたらそこで名前を名乗らせてこちらの情報を聞き出す作戦です。

・どの契約で問題が発生しているか書いてない

 このメールには「貴方がご契約されているインターネット有料コンテンツ提供サービス会社」としか書いてません。

料金滞納されて困ってるのにどこの料金を滞納しているのか書いてないなんて不自然だと思いませんか?

本当に滞納されて困っているなら「○○の料金が滞納されています」と書くはずです。もちろん、まともな業者ならちゃんとした文章で書きますよね。それがないという事はメールを出す相手が何を滞納しているか知らないという事です。

でも受け取った側に心当たりがあれば「あのことかな」と心配になってきちゃう。それで電話をしたら詐欺者の思うツボです。

・いきなり法的手続きの脅迫

 メールには「法的手続きが開始されます」って書いてますね。これを聞くとあわてる人がいるかもしれません。でも。

滞納する側がよほど悪質な場合は別ですが、ネットサービスの滞納くらいでいきなり法的手続きなんてまずありません。あなた宛に警告が来ます。まともな業者ならメールだけでなく郵便か電話でも連絡が来ます。もちろん電話を使った詐欺もあるので電話されても信じてはいけません。ただメールというのは送る側としては楽なので、詐欺に使いやすいとは思います。

まあインターネットビジネス会社はネット上でしか顧客と付き合いがないせいか礼儀知らずなところもあるのでメールだけで対応するところもあります。でも少なくとも相手の名前とどの案件なのかははっきりとさせます。それがビジネスの基本です。

この文章を作った人は素人は法的手続きすると聞けば不安になると見込んでるんでしょう。

身に覚えがない場合は連絡してくださいって書いてますが。
身に覚えがないなら連絡しては駄目です。

こちらから連絡したら、そこからあなたの個人情報が聞き出されてしまうのです。
そして、あなたが詐欺にかけやすい人リストに載ります。
そのリストは詐欺グループ間で売買されるので、あなたのところにどんどん詐欺メールや電話がかかってくることになります。

わざわざ罠にはまっていくようなものです。

無視するのが一番です。

余裕があれば、こんなメールが届きましたと他の人にも知らせてあげれば被害にあう人を減らせるとは思います。でもそれは本当にその余裕があればでいいです。

僕の場合もたまたまブログをやってたので発表する場があっただけですから。
それとニュースやテレビ、雑誌なんかで仕入れた詐欺の情報と、ビジネス(サラリーマンして社外の人と取引があったら身につく程度の常識です)をやっていく上での常識と照らしあわせて書いてます。

 

以上、文也でした。

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