プレゼンが近づくと憂鬱に・・・ってありますよね。
今や普通の会社でもプレゼンの重要性は高まる一方です。
でもプレゼンの方法なんて普通はおしえてもらえません。
だからほとんどの人が会社に入って試行錯誤するんじゃないでしょうか?
一方で、たいした内容じゃないのにウケのいい人がいるのも事実。
あなたと何が違うと思いますか?
相手をひきつけるプレゼンにはいくつかのパターンがあるんです。
プレゼンの基本は”分かりやすさ”
社内のプレゼンでも、お客さんが相手でも。
プレゼンの基本は分かりやすさです。
いくら商品や企画がよくても、相手に理解してもらわないと意味がありません。
よさの伝わらない商品は、存在しないも同じ。
だからプレゼンは分かりやすさを第一に考えます。
大人の理解力は中学生と変らない
「相手も大人だから、分かってくれるだろう」
なんて思ったらダメです。
人は意外なほど理解力がありません。
「何で分かってくれないんだ?」って思ったことありますよね?
大人でも中学生でも、理解力はたいして変らないんです。
大学の教授とOLもたいして変りません。彼ら(彼女)らは、知らないことはなかなか理解してくれないんです。
たとえばブログを書いても。記事の中で「これだけが原因ではないがこういう原因もある」
と書いたとします。すると「それだけが原因じゃない」とか「他に原因がある」なんて反論は必ず来ます。僕の書き方が下手なせいもありますが、人は他人の意見や文章を理解できないということです。難しいですね。
たまに頭の回転の早い人がいて、こちらの意図を察してくれることもあります。でもほとんどの人はそんなの期待できません。最初から察してくれるのを期待してプレゼンするのは危険です。
大人になったら専門知識や経験は増えます。でも、自分の知らないこと、経験してないことはなかなか理解できない。
だからプレゼンはわかりやすさが大切なんです。
じゃあ、どんなプレゼンをすればいいと思いますか?
結論は最初に伝える
プレゼンで相手をひきつけるためには。
冒頭で結論を言ってしまいます。
「そんなことをしたら興味を失ってしまうじゃないか」
あなたはそう思うかもしれません。
本当に相手の興味を引く内容なら。
「おっ、これはおもしろそうだ」
と思ってそのあとの話の集中力が違います。
逆に「なーんだ、たいしたことないな」
と思われたらその程度の内容だということです。
プレゼン以前の問題です。
もったいぶっておいて結論がたいしたことがなかったら。
相手の印象はマイナスです。
「なんだよ。たいした結論じゃないのに時間を使いやがって」
興味を持ってもらえないどころが、あなたの印象は悪くなります。
相手の興味は惹いても手の内は明かさない
冒頭で結論を述べるといいましたが。
伝えるのは結果だけです。
どうしてそうなったか。
どうすればそうなるのか。
肝心な部分はプレゼンの中で伝えるのです。
相手の興味のある結果なら、相手はあなたのプレゼンに興味を持って真剣に聞いてくれます。
製品の生産性の問題についてのプレゼンを例にします。
冒頭で
「○○について検討した結果、収率が××%アップしました」
と伝えます。
プレゼンの中でその根拠になるデータを示し。
何をすればそうなったか。どんな技術を使ったのか。どんな設備を使えばいいのか説明するんです。
そして終わりに、○○を導入すれば。わが社の生産性は○○%アップする。
ともう一度伝えるのです。
かなり単純化しましたが。
流れとしてはこんな感じです。
これは技術分野の報告書ではよく使われるパターンです。
商品の売り込みや企画の提案になっても流れは同じです。
いえ、営業でもどこでも企業内ではよく使ってます。
あなたも知らないあいだに目にしていると思いますよ。
相手の集中力と興味を切らさないためにも。
惜しげもなく結果は伝えてしまう。
でも、肝心の部分はプレゼンを聞かないと分からない。
そういう流れにすれば相手はくらいついてきます。
プレゼン資料や話し方も分かりやすく
もちろん。相手にわかりやすくするため。
プレゼン資料のレイアウト、文字数、文字の大きさ、しゃべり方も大事です。
専門外の人が相手なら、専門用語もわかりやすい言葉に置き換えます。
ところが部外者に専門用語を使ってプレゼンする人が多いのです。
自分の提案を採用して欲しいなら、相手の知ってる知識レベルで話をしないとだめです。
あなたに相手を屈服させる権威や話術があれば、難しい話でわけが分からない間に押し切って成約させればいいです。詐欺師や訪問販売の営業マンはそうやって稼いでいます。
でも、それが出来ないから悩んでるんですよね。
すぐ使えるプレゼンのハウトゥ本
僕がプレゼンに使えるテクニックとして参考にしてるのが。この本。
図解 テレビに学ぶ 中学生にもわかるように伝える技術
この本はかなりわかりやすいです。
というより。図が満載。いい歳したビジネスマンが読むには恥ずしいくらいマンガっぽいです。中学生が読んでも理解できる内容かもしれません。
でも短時間で理解するにはそのくらいのほうがいいと思います。
プレゼンの資料を作ったり練習もしないといけないのに。
いちいちノウハウ勉強してられませんよね。
それならこの手のハウトゥ本は便利です。
ただ、この本はあくまでもテレビ業界でやってるテクニック。
正直、社内でやるには「同義的にどうかな?」と思う部分もあります。
その点は社内の雰囲気を考えて取り入れてください。
でもその分うまくはまれば社内の見る目も変わるかもしれません。
ちなみに「冒頭で結論を述べる」方法は
僕の実体験から学んだ社内で使える方法です。
真似してみてください。
なにしろテレビ業界はつまらない内容でも視聴率を取るたにあの手この手のテクニックを駆使して視聴者をひきつけてます。
使えるところを見習って、おいしい部分だけつまみ食いして、あなたのプレゼン能力アップに利用しましょう。
でも「内容はともかくとにかくいいプレゼンだと思われたい」
と思うこともあるでしょう。むしろその方が多いかもしれません。お勧めしたくはありませんが、その場合でもTV業界のテクニックを利用すればよいプレゼンに見せることは可能です。でもあなたの責任でやってくださいね。
図解 テレビに学ぶ 中学生にもわかるように伝える技術 | ||||
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内容の分かりやすさと、
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