我が家の裏には蚊が大量発生して困ってました。裏庭に出ると「まってました」と言わんばかりに蚊が群がってくるんですね。
しかもただの蚊ではありません。白と黒のしましまの蚊です。シマ蚊、いわゆるヤブ蚊ってやつです。ヤブ蚊はふつうの蚊(イエ蚊)よりも生命力が強くて困ります。虫コナーズなどの忌避剤がなかなか効かないんですよ。
殺虫剤をかければ効きますが、庭に出るたびに殺虫剤をまくわけにもいかないし。ちょっと外に出るだけなのに虫よけを塗るわけにもいきません。
親になったヤブ蚊は家の外では退治しにくいです。
そこで蚊が発生しないようにすればいい。
と思いつきました。
ヤブ蚊退治は水対策から
蚊の幼虫。ボウフラは水の中で成長します。水たまりをなくせばボウフラは生活できません。
植木鉢とか、植木鉢を載せるお皿とか、空き缶とか。
ヤブ蚊は1週間から10日ほどで卵から成虫になってしまいます。空き缶にたまった水でも成長してしまうんですよ。たまたま外に放り出している空き瓶や空き缶でも雨水が溜まったらボウフラが湧いてしまいます。
水の溜まりそうな場所はとにかくチェック。
でも、そうして水が溜まりそうな場所をなくしても蚊はやってきます。
排水口が鬼門
庭を見てると排水口がありました。
家から出る生活排水が下水に流れる途中にあるやつですね。
なぜ、外から見える場所につけてるのかわかりませんが。我が家にはありました。風呂の水が流れこむ場所ですね。風呂の残り湯はアカがまざってるのでボウフラの栄養源になります。
ボウフラにとっては絶好の生活環境です。
しかも、ブロックで塞がれるし。ブロックの上には湯沸かし器がのってるので動かせません。借家なので工事するわけにも行きません。
板を敷いて穴を塞いでしまおうかとも思ったのですが。軽い板では飛ばされてしまうし。おもりを乗せると邪魔になるし。狭い庭なのでできるだけ物は置きたくない。
そこで思いついたのが銅を沈めてしまうこと。
微生物は銅イオンを嫌います。例えば神社やお寺の銅の屋根には苔が生えません。青い屋根はもともと銅板でふいていたものですが、サビて青くなったんですね。これは緑青(ろくしょう)といって銅のサビなんです。緑青は水に溶けると銅イオンができます。
銅の屋根に降った雨水が流れ込むミゾにも苔が生えないんですよ。
それならボウフラにも効くんじゃないかって思ったんです。
でも緑青は猛毒というほどではありません。微生物に効くかきかないかという程度。効果があるのか半信半疑ですが、とりあえず試してみることにしました。
いちばんいいのは銅板を沈めること。できるだけ銅と水が接触する部分を増やしたいんですね。水と触れる部分が多いほうが沢山銅がとけます。
でも、ピットのフタは外せないので銅板は使えません。ホームセンターを物色していたら銅線を見つけました。
とりあえず銅線を買って沈めてみることにしました。
銅線をV字かU字型に切ります。できるだけ水に浸かる部分が多くなるように長めに作ります。先も丸めたりジグザクにして少しでもたくさんの銅が水に触れるようにします。
ちょっとみづらいですがこんな感じです。
これをたくさん作って、ピットを塞ぐアミに引っ掛けました。
こんな感じです。銅線ひと束全部使って作りました。
先端がちゃんと水に浸かってます。
この程度の銅で効果があるのかどうかはわかりませんが。銅線は安いものだしとりあえず試してみました。
銅線の効果は?
銅線を沈めて1ヶ月ほどたちました。
ある日、妻が「最近、裏庭の蚊が減ったような気がする」と言ってきました。
確かに蚊は減ったような気はしていました。
でも、自分で判断したら贔屓目にみてしまうので妻が同判断するのか待ってました。排水口のアミに銅線をつけたことは内緒にしています。
なにも知らない妻が「蚊が減ったと」言ってるのです。
蚊がまったくいないわけではありせんが、裏庭に出てもワラワラと蚊がよってくることはなくなりました。
蚊が減ってること自体は確かでしょう。
どうやら銅線が効いたのかもしれません。
もしかすると他にも原因があるのかもしれませんが。対策としては銅線を沈めることしかしてません。
9月から秋にかけては蚊が増える時期です。その時期になっても蚊が減ってるのか調査したいと思います。それで効果があるのなら、銅線は効いてるということなのでしょう。
仕える銅線・使えない銅線
今回使った銅線は直径1mmほど。太いやつ。5mまきのやつをすべて使いました。
銅がむき出しになってるものでないとだめです。エナメル加工や、皮膜のついたものはだめですよ。
ホームセンターに行けばいくらでも売ってます。近くにない場合は通販でも買えます。
100~200円ほどで売ってます。
銅線/銅針金/銅筋金/正銅針金/CU線/copper wireレターパック可!
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