40代の男ならそろそろ、お腹の脂肪と健康が気になってくるころですよね。
運動をすればいいというのはよく聞きますが、じつはやりすぎると体によくないというのは書きました。
じゃあ、何をするんだということになりますね。
軽めの運動がいいのです。
そういうときはまず、ウォーキングです。
でも、やりかたによっては効果がない事もあります。
なぜでしょう。
それを知るには、脂肪が減りにくい理由を知る必要があります。
なぜ40代の脂肪は減りにくい?
ウォーキングがいいと聞いてやってみたけど、
全然体重が減らなかったよ
という人はいると思います。
リハビリでやってるわけではありませんから、特に病気を持ってない人が普通に歩いても運動にはなりません。ただ移動してるだけです。
1kmの距離を普通に歩いただけでは50kcalしか消費しません。
人間は歳を重ねると基礎代謝が減ります。
基礎代謝とは、何も運動しなくても生きてるだけで消費されるカロリーです。普通はこれに体を動かした分のカロリーが追加して人間が生きていくのに必要なカロリーが計算されます。40代の男であれば500~700kcalのカロリーを体を動かすことで消費しています。もちろん、一日家でごろごろしていたら300kcalなんてのはザラでしょう。
つまり、どんなに働いてもただ生きてるだけで使ってるカロリーの方が高いという事です。
20代のころに比べると40代の男は。1割程度基礎代謝が減っています。
でも、食べる量は減りましたか?たぶん、あまり減ってないんじゃないでしょうか。
たかが1割といっても毎日積み重なれば大きな量になります。
厚生労働省の資料によると男の平均的な基礎代謝はこのようになります。
体重1kgあたりの基礎代謝量
15~17歳 27.0kcal
18~29歳 24.0kcal
30~49歳 22.3kcal
50~69歳 21.5kcal
この値に体重をかければ、一日あたりの基礎代謝量が出ます。
40歳のあなたが体重65kgだとすると一日の基礎代謝量は約1500kcalです。
20歳のときにも体重が65kgだったとすると1560kcalです。
約60kcalの差があります。
ご飯を一杯が約220kcalですから。3分の1ちょっとですか。
たかがそれだけと思うかもしれませんが、一日分です。
それが一年続けば21900kcalですね。
脂肪1gは9kcalに相当します。
つまり。生活を変えてなくても勝手に
脂肪 2.4kg分が体に残ることになります。
普通に歩いてるだけじゃこれだけの脂肪は消費できないんですね。
だから、まず歳をとったらその分食べる量を減らしたほうがいいです。
炭水化物ゼロダイエットは無駄
というより、むしろ体に悪いですね。
あれはやめたほうがいいです。
なぜなら、炭水化物は人間が生きていくためのエネルギー源です。
炭水化物が体内で分解されて糖になって、体内のエネルギー源として使われます。
筋肉を動かすのも、脳を活動させるのも、内蔵を働かせるのも、体温を維持するにもエネルギーがいります。
エネルギー源を絶ってしまったら、普段の生活に支障がでます。
頭の働きが鈍くなって、眠たくなったりなかなか考えがまとまらない。
筋力が弱くなってしまう。
内蔵の働きが衰えてしまう。
体温が低下して病気になりやすくなる。
更に、体は蓄えた脂肪だけでなく筋肉まで分解してエネルギー源に変えてしまいます。
筋肉が減ると基礎代謝量が減るので、更に太りやすくなります。
最悪、寝たきりになってしまいます。
筋肉を維持しつつ余分な脂肪だけを減らすためには、生きていくための必要なエネルギーはとりつつも、まずは多めにとってるエネルギーは減らすのです。
一日三食のうち、どれか一食の白ごはんの3分の1でも半分でも減らしましょう。
ここでいう、ごはんとはお米の主食の事です。
急に減らしたら絶対、空腹感や物足りなさがでるので少しずつ減らしてください。
すると体は慣れます。そのうち、白ご飯一食ぬいても(つまりおかずだけにする)大丈夫なくらい慣れます。
食生活の見直しとともに、軽めの運動もするのです。
そうすれば、脂肪が増えていくのは防ぐと共に、増えてしまった脂肪も減らすことは出来ます。
以上、文也でした。
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