健康やダイエットのためにウォーキング始めました。
でも、ほとんどの人はすぐには効果は実感できないと思います。
僕も初めて1カ月たっても体重は特に減ってません。確かに、ダイエットについては即効性はないです。
体重を減らすだけなら断食すればいいです。
でも、必ずリバウンドが来るし健康にもよくありません。リバウンドで増えた体重は以前よりも脂肪が落ちにくくなってるというおまけも付いてきます。
僕が目指してるのは、お手軽に生活習慣病を予防しながら健康的に脂肪を減らすこと。
ちょっとわがままな望みですが、その分時間がかかるのは我慢します。
だけど、ここでやめたら駄目です。なぜそこまでしてウォーキングを続けるのかお話します。
なぜ運動しても脂肪は減りにくいのか
30分間のウォーキングをした場合。消費されるカロリーは約140kcalだといわれています。
早歩きウォーキングでも160kcalくらいですね。
1gの脂肪の分解に9kcal必要です。
ということは、
140(kcal) ÷ 9(kcal/g) = 15.5(g)
30分のウォーキングでたった15.5gしか脂肪が分解しないの?と思うでしょう。
ちがいます。
運動しても消費されるエネルギーの内訳は脂肪が半分、糖が半分です。
140kcalのうち70kcalしか脂肪は減らないんです。
140(kcal) ÷ 2 ÷ 9(kcal/g) = 7.8(g)
たった、7.8g。1日60分やったとしても1kgの脂肪を減らすのに2ヶ月かかる計算になりますね。
ウォーキングで脂肪は簡単には減らないことが、分かるでしょう。
早歩きやジョギングでも直接的に減らせる脂肪は30分間で9g程度です。
結果が出ないと嘆いてる人は、時間が圧倒的に短いんです。結果が出るには3ヶ月や半年は続けないといけません。
だけど、食事制限では絶対できないメリットがウォーキングにはあります。
それでもウォーキングがよい理由
歳をとると太りやすくなる原因はなんでしょうか。
それは主にこの二つの理由があります。
・基礎代謝が落ちる。
・筋肉が減る。
歳をとると成長ホルモンが減る
成長ホルモンというのを聞いたことがあると思います。
骨や筋肉を作るために必要なホルモンです。この成長ホルモンは脂肪の分解にも使われます。
でも、20歳ごろから成長ホルモンの量は減って生きます。大人になったらそれ以上は成長する必要がないので成長ホルモンが減るのは当然です。50歳ごろになると10代のころの5分の1しか成長ホルモンが出ないといわれています。
でも、歳をとっても全くでないわけではありません。肉体を維持するためにはある程度の成長ホルモンがいるからです。老化が速い人は成長ホルモンの減り方が速いとも言われています。
成長ホルモンの減少が、基礎代謝の減少の原因のひとつになっているといわれています。
歳をとると筋肉が減る
筋肉も歳をとると少しずつ減っていきます。正常な人でも毎年1%の筋肉がなくなっているといわれています。加齢による減少が1%なので、体を動かさなければもっと減ります。
一日中寝ていたら一日で0.5%の筋肉が減るといわれます。
1カ月も宇宙に出ていた宇宙飛行士が地球に帰ってきて自力で歩けなくなるのも当然かもしれません。
成長ホルモンと筋肉の減少を補うのがウォーキングの本当の役目です。
ウォーキングで代謝アップの体を手に入れる
ウォーキングすることで、足腰の筋肉を鍛えます。
姿勢を正してお腹を凹ませる感覚で早歩きすることでお腹のインナーマッスルも鍛えられます。リズミカルに手を動かしならが歩けば上半身もある程度は鍛えられます。
じゃあ、筋トレすればいいんじゃないのと思うかもしれませんが。
動物の体は白い筋肉と赤い筋肉があります。白身の魚と赤身の魚を思い出してください。
白い筋肉は瞬間的な動きに強いです。でも、脂肪はあまり必要としません。主に糖をエネルギーにします。短距離走の選手は白筋が発達しています。
赤い筋肉は持久力のある動きに強いです。脂肪と糖をエネルギーにします。長距離走の選手は赤筋が発達しています。
有酸素運動をするといいというのはこの赤筋を使うからです。筋トレで鍛えられるのは主に白筋です。(本当は両方の筋肉を使ってるのですが、分かりやすくするために筋肉の働きの違いを強調した書き方をしてます)
だから、ウォーキングで赤筋を鍛えて脂肪を消費しやすい体に作り変える必要があるのです。
さらに、筋肉が増えると基礎代謝が増えます。
基礎代謝は動かなくても生きてるだけで使うエネルギーなので基礎代謝のアップはダイエットに効果的です。
つまり、単に歩いて動いた分のカロリーを消費することだけが目的でウォーキングをしているのではないんですね。
脂肪を消費しやすい体にするためにウォーキングをするのです。
でもそれには時間がかかります。
あせらずに続けましょう。
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