ヒト型セラミドの正体・人間のセラミドじゃなかった

セラミドが人気ですね。

でも、いつも疑問に思ってたのは「ヒト型セラミド」はいったいどうやって作っているのか?

ということ。

人間の体に含まれているといっても、人間から抽出するわけにはいきませんよね。生きた人間からとるなんて人身売買でもしない限り無理です。

じゃあ、売ってるヒト型セラミドはどうやって作ってるのでしょうか?

胎盤から取る?そんなことをしてたらとても量が足りません。

結論は簡単です。作ればいいです。

人型セラミドはどうやって作られているのか紹介します。

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ヒト型セラミドは工場で作る

人間の体に含まれているセラミドを元に工場で作ったのがヒト型セラミドです。

つまり。天然に存在する成分ではなく、人間が作ったセラミドなんです。

人間に含まれているのと同じか、ほとんど同じ構造の物を、人工的に作っているのですね。

ヒト型セラミドは、化学反応ではなく酵母を使って作ります。いわゆるバイオテクノロジーです。

発酵というと、なんだか体に良いイメージがしますよね。やってることは「腐る」のと同じです。でも、人間に役に立つものは「発酵」といって区別します。微生物が化学反応を起こして、物を分解したり作ってるのが発酵です。

でも、セラミドは味噌蔵や酒蔵のようなところで作ってるわけではありません。工場で作ってます。

しかもヒト型セラミドは醤油や味噌のように発酵させて分離しただけでは使えません。

酵母が作った物には様々な不純物が入っています。精製しないと使えないんです。かなり高度な精製技術が必要になります。その技術は凄いと思いますが、普通の人が見たら化学工場でやってること変わらないように見えると思います。

だから販売されているヒト型セラミドは天然ではなく人工セラミドになります。合成セラミドといってもいいです。

事実、あるメーカーの公開特許には

ヒトの皮膚角層に存在するセラミドと同じ構造を有する合成により得られた天然型セラミドをヒト型セラミドと呼ぶ

出典:特開2014-148473

と書かれています。

ヒト型セラミドが合成なのは、このメーカーじゃありません。業界ではあたりまえです。

ただし、消費者向けの情報では合成セラミドといえばセチルPGヒドロキシエチルパルミタミドなどの疑似セラミドのことを言う場合が多いです。

売る場合は、作った方法が問題ではないようです。セラミドの構造が自然界にあるかないかで、合成か合成でないかを決めてるようです。

工場で作ったのにどうしてヒト型セラミドと呼ぶの?

合成、人工というとイメージが悪いですよね。化粧品はイメージが大切です。口が裂けても人工セラミド、合成セラミドとは言えません。

業界ではバイオセラミドともいいます。バイオというとなんだか薬品のような響きがあるので敬遠されるのでしょうか?

というわけで、化粧品の宣伝には「ヒト型セラミド」という言葉が使われているんです。

「人間に含まれている物と同じ構造だから人間に優しい」というわけです。

だから

ヒトセラミド

なのです。

型には似ているものという意味があります。

形や効果が人間のものと同じか似ているという意味です。

ヒト由来セラミドとはいいません。

動物性セラミド、植物性セラミドはあるのに、ヒト性セラミドはありません。人間からとるなんて出来ませんよね。

ちなみに、動物性セラミドも人間の体には含まれています。人間も動物ですから。

抽出した元の材料が動物だった」というだけです。

動物性セラミドは動物のものだから人間に合わないは間違いです。

天然モノがもてはやされるのが化粧品業界です。

でも、

販売されているセラミドで、天然セラミドといえるのは動物性セラミドか植物性セラミドだけなんです。

天然のヒト型セラミドは売っていません。

天然物より合成物を売るために・・・

でも、なぜか天然物の動物セラミド、植物セラミドではなく。合成したヒト型セラミドがもてはやされているのは不思議です。

メーカーとしては、酵母で大量生産できるようになったバイオセラミドを売りたい。

でも、天然じゃないからウリ文句にはならない。

それなら「ヒト型セラミド」と呼んで人間の肌にも含まれるから体にいい。ということにしてヒト型セラミドという名前で売るようにしよう。

ということなのでしょうね。

とはいっても。ヒト型セラミドが大切な成分なことは変わりません。

大事なのは、植物性だから、動物性だから、ヒト型だから、合成だから。という理由だけで、良い悪いは決められない。ということです。

セラミドにはたくさんの種類があります。それぞれのセラミドには特徴があります。それぞれ得意・不得意があります。

あなたの好みや予算に合せて選べばいんじゃないかと思います。

セラミド:ヒト型・天然・合成?知ってるようで知らないその違い

ヒト型天然セラミドのカラクリ

ヒト型セラミドは天然じゃないと書きましたが。

ヒト型天然セラミドというのを見つけました。

どうやら原料に天然物を使ってるヒト型セラミド。

という理由らしいです。

このメーカーのいう天然物とは大豆のことです。

大豆は人間がツルマメを元に品種改良して栽培したものです。

しかも大豆から抽出したのではなくて、大豆から作った発酵粕から抽出したものだとか。

大豆を原料に使ってるというだけで天然と言っていいのでしょうか。

それを言えば、スーパーで売ってる豆腐、醤油、味噌も全て天然物ということになります。

天然ってそういう意味ではないと思うのですが。

詐欺スレスレ、かなりキワドイ・・・

化粧品業界って面白いですね。

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