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正社員になりたいなら派遣はやめよう・派遣社員が正社員になれない理由

サラリーマン背中

「正社員になるために、まずは派遣社員からはじめよう」
「派遣社員を頑張ってたら、正社員になれるんじゃないか」

って頑張ってる人は多いと思います。
でも、派遣社員から正社員になるのは本当にごく一部です。
ほとんどの人は正社員になれません。

可能性すらない人がほとんどです。

今回は派遣社員から正社員を目指している人へ、会社が派遣社員をどう思ってるか。どうあつかってるのかその実態を書いてみたいと思います。

僕はいくつかの会社で働きましたが、派遣社員の経験はありません。だから派遣社員の側から見た感想は書けません。でも正社員の立場、会社の立場からみた派遣社員の扱いは書けます。会社側の本音として参考になるんじゃないかと思います。

正社員を目指している派遣社員の方にとってはショックな内容になるかもしれません。もし気分を害したらすみません。

でも、ありもしない希望を持って消耗するよりは現実をみて働き方を変えた方が人生を無駄にしなくてすむと思ったので書くことにしました。

 

目次

会社は派遣社員をどう思ってるのか

一口に派遣社員を言っても立場はさまざま。かつては専門技能を持った人を会社が雇うタイプの派遣社員がありました。現在では生産現場、事務など一般的な職種への派遣が増えています。今後もますます増えていく傾向にあります。

でも会社が派遣社員に求めているのは。安価な労働力としての派遣。もっと分かりやすくいえば「安くこき使える労働力」なんです。

成長させる前提で派遣社員を雇うことはありません。比較的短期間で覚えられて実行できる仕事が多いのです。派遣社員は雇用期間が決まってます。即戦力になってもらわないと困るのです。だから身につけるのに時間のかかるような仕事、技術が必要な仕事は割り振りません。

社内の人間が嫌がる仕事も派遣社員に割り当てます。重労働の仕事や、単純作業、雑用、クレーム処理などです。

重要な部分。高い技能や知識が必要な仕事は正社員にやらせます。時間がかかっても知識や技術を身につけて将来役に立ってもらうためです。

 

社員と名のつく”下請け”

同じ職場で働いても正社員と派遣社員では役目も会社が求めているものもまったく違うのです。

正社員と派遣社員はスタート地点が違うだけではありません。道中の道筋もゴールは別物。道中の風景が同じでも、敷かれたレールがまったく違うのです。

同じ会社で働いて、社員の肩書きは付いてますが。会社や正社員からみると、派遣社員は”社内にいる下請け”の感覚で考えてます。

いい悪いの問題ではなく。そうしないとその企業はやっていけない。少なくともその会社はそう考えてるんです。悲しいことですがこれが日本の企業なんです。

昇格制度はあてにならない

「いい会社」を演出するために、派遣から正社員へのステップアップを宣伝する会社はあります。でも期待しない方がいいです。

本当にその気があるなら、最初から正社員で雇ってます

「問題社員を見分けるために最初は派遣で採用」なんて言いわけをする会社もありますが。
本気でそう思ってるなら採用試験、試用期間、社員教育をうまく使って解決できる問題です。

切り捨て可能な戦力

「俺は給料がもらえたらいい。出世したいとは思わない」という人もいるでしょう。

でも、問題なのは出世しないだけではありません。

年収が低い?もちろんそれもありますが。他にも問題があります。

派遣社員はいつでもクビを切れる便利な労働力なのです。忙しいときだけ働いてもらって、仕事が減ったら辞めてもらう。なんてのはあたり前なんです。

働きぶりに問題があったり、会社の求める技量がないと判断すると。派遣会社に次の人を派遣するよう求めます。能力や仕事ぶりに問題がある。といえば派遣会社は人を交代してくれるからです。

正社員であれば社内で多少のトラブルを起こしてもすぐには解雇になりません。注意をして、それでも治らなければ異動です。

派遣社員なら即、クビです。

以前僕がいた会社では正社員と派遣社員がケンカになり正社員が怪我をしました。仕事の進め方で考え方の違いがあったようです。派遣社員はその日のうちにクビになりました。

大人同士なのですから、暴力事件を起こしたら処罰を受けるのは当然です。でも即日解雇は厳しすぎます。正社員なら注意や異動ですませるところです。

つまり、派遣社員は解雇リスクの高い条件で働いてることになるのです。

仕事のできる派遣社員ほど悲惨

「僕は問題行動は起こさないよ」
「ちゃんと、言われた仕事をやってる」
という人も多いと思います。

まじめで仕事のできる派遣社員なら将来正社員になれるのでしょうか?

それも難しいです。

安く使えて仕事の出来る派遣社員は便利な存在です。そのまま安い賃金でいい仕事をしてもらうのです。わざわざ正社員にして給料を上げる必要はありません。

有能なら有能なだけ、難しい仕事を割り振られます。正社員が嫌がるような仕事を押し付けてもやってもらえる。無能な正社員よりもいい仕事をしてくれる人もいます。いや、むしろ有能な派遣社員は正社員より”使えます”。

そうなると、どんどん”使える”派遣社員に難しい仕事をやってもらうようになります。

派遣社員の方は「頼りにされてる」「自分はステップアップしてる」「このまま頑張れば正社員になれるかも」と思うかもしれません。

でも、会社の側からすると便利だから使ってるだけなんです。頑張ってるから正社員にしようなんて考えたりしません。

優秀な労働力を安く使える。しかも必要なくなったら辞めてもらえる。

便利な存在なのです。

 

正社員だけが働き方ではない

もちろん。派遣社員の働き方が悪くて、正社員が正しいとは思いません。

組織に束縛されない働き方もあると思います。一箇所に留まらない、ということは新しい経験、技術を身につける機会が多いことにもなります。

組織に捕らわれない分、客観的な立場でその職場、組織を見ることが出来るのです。だめな会社だと思えば、そこに留まる必要はありません。

派遣社員がいいか正社員がいいかは、本人が決めることだと思うのです。

 

それでも正社員になりたいなら

でもやっぱり、給料の高い正社員になりたい。身分の安定した正社員になりたい。と思う人は多いと思います。

事実、僕も求職活動中は正社員に限定して就職活動してました。会社の思惑を知ってるので派遣社員になったらどんな扱いを受けるか想像できるからです。

だから正社員を目指しているのならできるだけ早く派遣社員は辞めるべきだと思うのです。

 

じゃあどうすればいいと思いますか?

僕としては正社員採用を前提として就職活動することをお勧めします。

「正社員として採用されないから、派遣をやってるんだ」
「最初から正社員になれるなら、とっくになってる」
と思うかもしれません。

でもあきらめないで下さい。すべての方法を試してみましたか?確かに正社員になることは簡単ではないです。難しいです。何度も何度も採用試験に落ちます。

でも、不可能ではありません
僕も転職しました。正社員採用に搾って就職活動をし、正社員として働きました。僕は大学は出てません。高専卒です。でも数社で研究職の正社員として働きました。

その活動で感じたのは、ハローワークや、求職雑誌、求人広告の案件に応募していたのではなかなか正社員採用は難しいことです。

それなら、どうするのか。転職サービスを利用するのです。人の助けを借りるのです。なぜかというと自力でやることの限界を感じていたからです。もう自分ではどうしていいかわかりません、無理です。

働きながらでも登録は出来ます。ネットを使って登録、情報のやりとりができるので、空いた時間に就職活動ができました。

エージェントを使えば、自分の経歴や希望にあった仕事を紹介してくれますし、相談にものってくれます。エージェントは会社の内情も分かってるので、面接試験の対策も一緒に考えてくれます。

一人で就職活動するよりはるかに効率よく仕事を見つけることが出来ます。しかもお金はかかりません。

まずは、自分の経歴でどのくらい需要があるのか調べてみましょう。このての転職サービスで個人的に一番使えると思うのはMIIDASですね。

簡単登録で自分の市場価値が分かるMIIDAS(ミーダス)に登録してみました

面倒な職務履歴を登録する必要がありません。もちろん、どんな仕事をしたか、どんな資格があるか登録しないとあなたがどんな仕事ができるのか判断できません。

でも、ウェブの画面で選択するだけなので簡単に入力できます。

あなたの登録した情報を見て、企業のほうから面接のオファーを出してきます。
ただし、ハードルは高めなのでオファーはきません。
オファーが来たら採用の可能性は高いといえます。
だめもとで登録して、他のサービスも利用して就職先を探すのが転職のコツです。

MIIDAS(ミーダス) 

 

IT業界、インターネット、ゲーム業界なら ワークポート が強いですね。
この業界も派遣が多いので、消耗する前に早めに正社員になったほうがいいといわれています。利用者の意見を聞いてると、IT系エンジニアの転職ノウハウを持っているためピンポイントで業種を絞れるなら転職はしやすいようです。

ワークポート 

 

20~30代なら、マイナビエージェント がサポートが手厚いです。
非公開の求人が多いので、他では採用されなくてもあなたにあった案件が見つかるかもしれません。

マイナビエージェント

 

資格を持っているなら、ヒューマンタッチで仕事を探すがいいと思います。教育関係の仕事をしているせいか、資格についての知識は高いです。土木、IT、エンジニア関係に特化した印象です。あなたの資格を生かせる仕事、今後どんな資格をとればいいのか教えてくれます。反面、活かせる資格や技能がなかったりすると、放置されたり、対応が遅いこともあります。事務系、営業系の案件はあまりありません。ヒューマンタッチはメインではなくサブ的な活用をすれば幅が広がります。

いずれにしても、派遣社員から正社員へなるには早いほうがいいです。
でも、転職活動そのものは時間がかかります。働きながら収入を確保して、転職サービスなどを利用しながら、仕事をさがすのがいいと思います。

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