部屋を借りたり、家を借りるとき。かならずといっていいほど敷金・礼金がありますよね。
家賃を払うのになんで別に別にお金がいるんでしょうか?不思議ですよね。
僕は地方から京都に来て自分の家を持たずに20年以上賃貸生活をしてきました。仕事の都合で引っ越しも何度かやりました。大家さんや不動産屋とは付き合うことも多くなりました。
だから西日本の賃貸事情をもいろいろ知ってしまいました。現代では不動産会社は全国展開してるので地域差は少なくなったようです。たぶん東日本も似たようなものだと思います。
そんな経験から、敷金・礼金の現代の事情と必要のない物件の探し方をお話しします。
敷金・礼金って何?
礼金についてはウィキペディアにはこう書かれてます
礼金(れいきん)とは、主に関東地方において、不動産の賃貸借契約の締結の際に賃借人が賃貸人に対して支払う一回払いの料金である。原則として返還されるべき敷金や保証金、建築協力金などとは異なる。
一度払ったら戻ってこないお金なんですね。
部屋や家を貸してくれた大家さんに対するお礼の意味があると言われています。家賃の一部としての性格があるともいいます。
もともとは関東地方の習慣だったようです。関西では敷引きとも言いますが、現在では関西でも礼金と呼ぶことがあります。不動産会社が全国展開するようになって地域の差がなくなってきたせいかもしれません。
似たようなものに、敷金があります。
ウィキペディアにはこう書かれてます。
賃貸借契約が終了する場合には、賃借人に債務不履行がなければ明け渡し時に返還され、本来預り金的性格を有する一時金である。
出典:wikipedia
つまり。保険のようなものですね。借りた人が物件に傷をつけたり、汚したときに元に戻すときの費用にするため。前もってお金を預かっておく。というのが本来の趣旨です。
でも、長く使っていれば傷みもあるし、汚れもつきます。
だから、普通は経年劣化の汚れ、傷については借主は払わなくていいことになってます。
でも、故意に傷をつけた。防げたはずなのに使い方が悪かった。不注意だった。という場合は敷金から差し引かれます。
さらに、関西より西ではやっかいな問題もあります。
近畿地方以西の西日本では権利金(礼金)の性質を持ち、一部(多くは賃料の1ヶ月分)が返還されないことが多い。これを敷引と呼ぶ。敷引等は「権利金」「礼金」と同様の「賃料の前払的性格」を有するものである。
出典:wikipedia
そうなんです。敷引きは汚してなくても無条件で引かれてしまうんですね。
礼金と同じなんですね。東日本と西日本で呼び方が違うだけなんて意見もあります。
でも、なんで家賃を払うのに別にお金を払う必要があるんでしょうか?
現代の敷金・礼金事情
昔はそれぞれに理由があったのかもしれません。
でも現代では意味が変わってきてるみたいなんですね。
つまり、家賃の一部 なんです。
昔は家が少なかったので貸してくれる人は貴重でした。だからお礼の意味もありました。
でも現在ではむしろ物件はあまってるくらいです。
そうなると借りてもらうには家賃を安くしないといけません。
でも貸す側としてはお金は欲しいですよね。家を建てたり維持するにはそれなりのお金はかかります。むやみに家賃を下げることはできません。
だけど家賃を安くしないと人が入らない。
じゃあ、どうするか。
家賃を安くして、別の名目でお金をとるんです。
それが、敷金・礼金システム。
20万円の礼金をとれば、家賃を5000円安くして40ヶ月貸したのとのと同じです。
だから、部屋が汚れたり傷んでなくても問答無用でとられたりします。
確かに現代の賃貸経営は大変だといいます。少しでも人を集めるために苦労はしてるようなんですが。敷金・礼金が高すぎる物件も多いんですよね。
しかも現代の大家さんの中には管理は管理会社任せにして何にもしてくれない人もいます。
でも礼金はとるんですね。
昔は住んでる部屋や家に問題が起きたら相談に乗ってくれたりしたものです。
僕が以前住んでたマンションでは大家さんがいろいろ話を聞いてくれるところもありました。
でも別の物件に入ったときは、入ってから出るまで一度も大家さんを見ないこともありました。管理会社の人としか連絡とってないんですね。でも、どちらも同じように礼金をとるんですよ。
物件を投資目的で所有してる人も
最近は投資目的で家やマンションを建てたり買ったりする人もいます。そんな人はお金を集めることだけが目的ですから管理も人任せです。賃貸業を運営してるんじゃなくて、投資でやってるだけなんですよ。
登記簿を見ると大家さんの建てた家じゃないってことはわかります。買った家なに、歩いていける別のところにも家を持っていてそっちに住んでる。って人もいました。近所の人も大家さんは見たことないって言うのです。これは投資目的で買ったな。と思いました。案の定。すべての手続きは管理会社任せ。その大家さんは一度も見たことも、電話したこともありませんでした。
でも住んでる側としては、そこで生活してるんですけどね。問題があったら相談に乗ってほしいですよね。そりゃ、管理会社が全部やるならそれでもいいですけど。それじゃあ礼金を大家さんに払う必要ないですよね。大家さんと管理会社の契約料は別のところで出てるんでしょうから。
徐々に減りつつありますが、それでもいまだに多いです
最近は、敷金・礼金については裁判を起こす人もいて。徐々になくなりつつあるようです。
大阪はないところが増えたんですが、なぜか京都はいまだに残ってますね・・・
いや、京都といっても僕が住んでるのは(昔の)都の真ん中じゃないんですけどね。でも、(昔の)都じゃなくても古い習慣はしっかり残ってます。そういう伝統は残さないでほしいなあ。
敷金・礼金のない物件を探してみよう
敷金・礼金を払いたくない。でも部屋や家は借りたい。
そんなときはどうすればいいでしょうか?
いちいち不動産屋に聞くんでしょうか?
現在はネットで物件を調べることができます。
だから、敷金・礼金があるか・ないかも調べることはできるんです。
不動産屋に行く前に、ネットで調べた方が早いし、遠慮せずにいくらでも探すことができます。
たとえば、door賃貸という賃貸物件を探すサイトを例にすると。
物件の条件を設定する項目には敷金なし、礼金なし。の項目があります。
この項目にチェックを入れて検索します。
すると、敷金なし・礼金なしの物件を探すことができますよ。
こんな感じで見つかりました。
door賃貸だと、契約するとお祝い金をもらえる物件が見つかります。
共益費・管理費って何?
共益費/管理費っていうのは、マンションの廊下や玄関など共用部分を管理するための費用です。そう事業者を雇ったときの費用や、電灯の電気代、修理代などに充てられます。こちらの項目も毎月必要になります。予算が決まってるなら、家賃と合わせて考えた方がいいですよ。
まとめ
敷金・礼金のない物件を探すなら不動産屋に探してもらうよりネットで検索した方が早いですよ。
今回はgoor賃貸を例にして紹介しましたが。他のサイトでも似たような探し方で見つかるはずです。
敷金・礼金ゼロの物件を探せる不動産サイトはいくつかあります。
お好みのもので探してみてくださいね。
こちらのふたつは契約後にお祝い金がもらえる物件もあるのでお得ですよ。
・ お部屋探しの【door賃貸】入居決定で最大4万円もらえる!
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