ナチュリエ スキンコンディショナーh(ハトムギ化粧水)の成分と効果

ナチュリエ ハトムギエキス 暮らしの化学
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ナチュリエ

ナチュレのスキンコンディショナーh(ハトムギ化粧水)は、天然成分ハトムギエキスが入っているのが売りです。

ハトムギエキスには保湿効果があるようです。潤いをあたえながらも、さっぱりとした使用感が特徴だといいます。

ハトムギ化粧水にはどのような成分が入ってるのか調べてみました。

 

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ナチュリエ ハトムギ化粧水の主な成分と効果

保湿成分

天然保湿成分(NMF)を補うため配合します。

NMFとは主に角質の中にあって水分を蓄えている成分のことです。NMFはもともと人間が持っている成分。似た構造の成分を与えてやることでNMFと同じ働きをします。

DPG(ジプロピレングリコール)

似たような名前にPG(プロピレングリコール)があります。違う成分なので間違えないようにして下さい。

DPGの方がPGよりも粘性が高いです。でも、PGよりも刺激性、毒性が少ないです。現在ではPGよりもDPGの方がよく使われていますね。

肌への刺激が少ない成分です。

 

BG(1,3ーブチレングリコール)

保湿性の他にも多少の抗菌作用があります。

グリセリンよりもサラサラした感じがします。

グリセリン

トロッとした粘り気のある成分。水を溜め込んでお肌にうるおいをもたせます。多すぎるとベタつきの原因になります。

でも、空気が乾燥していると逆に皮膚から水分を奪ってしまうので逆効果になることもあります。

ハトムギエキス

これも保湿成分です。

ハトムギの種から抽出した成分。

ハトムギは漢方や民間医療でも使われる植物で、炎症を抑える働きがあります。肌荒れやニキビを抑えるのに効果があるといわれています。

ハトムギエキスは毒性の低い成分です。

でも、動物実験では子宮の収縮がみられたという報告があります。

妊婦さんがハトムギエキスを飲むと危険だといわれます。肌に塗るだけでは体の中には入らないので危険はないと思いますが、念のため敏感な方は使用を避けたほうがいいかもしれません。

その他の成分

グリチルリチン酸2K

正式な名前は、グリチルリチン酸ジカリウム。

炎症を抑える働きがあります。

敏感肌や乾燥肌の方にはお肌にやさしい成分です。即効性はありませんが、毒性が低いので長く使っても安心な成分です。

(スチレン/アクリレーツ)コポリマー

皮膜形成剤です。

皮膚の表面に膜を作って成分が逃げるのを防ぐために配合します。

化粧水なのでハリが出るほどの量は入ってなさそうです。

ネットでは「皮膚の表面にビニールのような膜を作って皮膚呼吸を邪魔する」と書かれることがありますが誤解されているようです。ビニールのような、まったく隙間のない膜を作るわけではありません。実際には隙間だらけの膜です。

それに人間はほとんど皮膚呼吸しないんです。皮膚呼吸ができなくても健康には影響ありません。

しかしコポリマーが汗腺に詰まると油脂や汗の分泌を邪魔してアセモや吹き出物ができることがあります。

使ったあとは汚れがよく落ちるボディーソープなどで洗いましょう。

アセモや吹き出物が出やすい人は使用を控えたほうがいいかもしれません。

エタノール

エチルアルコールともいいます。

清涼感を出すために使います。

水よりも粘性が低く塗った時のサラサラ感がでます。

水よりも蒸発しやすいので肌に塗ったときにひんやり感があります。

ナチュリエはエタノールの使用量は高くなさそうです。

エタノールは刺激があるので、お肌が弱い人・抵抗力が落ちている人が使用すると炎症をおこすことがあります。

ところで、お酒の酔いやすさとエタノールで炎症が起きるのは関係ありません。肌の刺激に強いか弱いかの問題になります。

アルコール消毒などで敏感に反応する方は控えたほうがいいかもしれませんね。

クエン酸、クエン酸Na

美容液のpH調整のために入っています。pHが変わると成分が変化したり底にたまったりします。それを防ぐためにpHを調整します。

クエン酸には毒性はありません。刺激があるので大量に塗るとピリピリしますが、pH調整のために入れる場合は極微量です。人間の肌が感じるほどの刺激はありません。

 

メチルパラベン、プロピルパラベン

防腐剤です。

雑菌の繁殖を抑える効果があります。

防腐剤というと体に悪いイメージがありますよね。

ところが実際にはパラベンは毒性が低い物質なんです。誤解されてるようですね。

確かに僅かでも毒性はない方がいいのかもしれません。でも、一般にはパラベンの含有量は0.1~0.2%。極微量です。

それに対して雑菌は部屋に置いておくだけでも繁殖します。パラベンの僅かな毒性と雑菌の毒性を比較するとパラベン入りのほうが安全といえます。

しかもBGと一緒に使うとパラベンは少量ですむのです。BGがパラベンと水を馴染みやすくするからです。僅かな量でもまんべんなく行きわたるので使用量を少なく出来るんですね。

この製品もBGとパラベンを一緒に配合しています。殺菌力を保ちつつ使用量を減らす効果が期待できます。

心理的に嫌なものは無理に使わなくていいのですが、パラベンが入ってるという理由だけで怖がる必要はないですよ。

 

ハトムギ化粧水の特徴

保湿成分の特徴としてはグリセリンよりもDPG、BGの成分が多いですね。ベタつきを抑えた配合を意識していると思います。

 

サラサラで流れやすいです。コットンなどに染み込ませるとこぼれずにすみます。

しっとり感を期待する人には適していません。

ハトムギエキスは保湿というよりも肌荒れやニキビ対策によさそうですね。

値段のわりには量が多いので安さを重視する人にはうれしいですね。

敏感肌(油分が少なく乾燥しやすい肌)の人は、冬場など乾燥した時期に使うとうるおいが得られないこともあるかもしれません。

メーカー公表の情報

ナチュリエ ハトムギ化粧水 スキンコンディショナー

商品説明
「ナチュリエ スキンコンディショナー」は、天然植物由来の保湿成分ハトムギエキス配合で、なめらかな肌を保つ化粧水です。
しっとりしているのにベタつかない感触です。カサつく部分にもスーッとなじみます。ほてりを抑え、ひんやりひきしめるので、日焼け後のお肌にもおすすめです。コットンなどにたっぷり含ませて5分ほどパック。無香料。無着色。

500ml入り。

成分
水、DPG、BG、グリセリン、グリチルリチン酸2K、ハトムギエキス、(スチレン/アクリレーツ)コポリマー、エタノール、クエン酸、クエン酸Na、メチルパラベン、プロピルパラベン

出典:amazon ナチュリエ スキンコンデショナーのページ

 

 アマゾン では600円ほど。

楽天市場 だと送料別で500円ほどで売られていますね。

 

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