マインドフルネスの本当の意味・ストレス対策だけが目的じゃなかった

実践マインドフルネス

マインドフルネス勉強しています。
最初はテレビで見て「ストレスをなんとかしたいな」と思って始めました。でも勉強してみると、マインドフルネスってもっと奥深いものだってわかってきました。

マインドフルネスにはいろいろな効果があるようなんです。リラックスとか集中力があがるっていうのはその中のひとつに過ぎないんですね。

いったいマインドフルネスって何でしょうか。瞑想のことじゃないのでしょうか?

実はマインドフルネスって誤解されてるみたいなんです。僕自身も誤解してました。

この本を読んで気が付いたこと、マインドフルネスについて思ったことを書きます。

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実践マインドフルネスで気づく本当の意味

今、マインドフルネスの勉強に使ってるのはNHKスペシャル”キラーストレス”やサイエンスゼロに出演していた熊野宏昭教授の本です。「実践マインドフルネス」といいます。

この本を手に入れて読んでみると「今まで持っていたマインドフルネスの印象とは違う」と思いました。

マインドフルネスをすれば単に「ストレスがおさえられる。リラックスできる」って思ってたんですよ。だって、ストレスの番組で紹介してたらそう思いませんか?

でもこの本を読んでみるとマインドフルネスの本質はそうじゃない。って思えてきました。

じゃあ、何のためにするんでしょうか?

僕が思うに、マインドフルネスとは「客観性、注意力、感受性を高めた状態」と理解しました。この理解が正しいのかどうかはまだわかりません。

マインドフルネスとは気づき

この本では「気づき」についてページをさいてます。
気づくことから始まるんです。

瞑想してるときに雑念がわいてきた。すると「今、雑念が出てきてる」と気づくんです。
雑念が出ること自体は悪いことじゃないようです。
今までは雑念が出てきたら「出ないように」とか「消そう」、「消そう」って思ってました。
でも、脳が活動してるんだから雑念が出るのは当たり前。困るのは出てきた雑念にとらわれてしまうことなんですね。普通は雑念が出てきたら気になってそのことばかり考えてしまいます。

現代人のストレスの正体は?

ストレス

結局ストレスも雑念に捕らわれすぎるからひどくなるんだと思うんですよ。目の前で上司に叱られてその場でストレスに感じるのは、生物として当たり前の反応です。人間にはストレスを抑える働きがあるから、その場でストレスを感じても時間がたてば治まっていきます。

でも、人間は考えることができます。昨日のことでも思い出して「いやな思いをしたな」って思う。プレゼンがあるのは明日なのに今から「失敗したらどうしよう」って気になっちゃう。起きるかどうかわからないのに「失敗して上司に叱られたらどうしよう」って勝手に悪い出来ことを作って心配してしまう。自分で作った雑念にとらわれて、どんどん雑念を増やしてしまうんですね。雑念がストレスになり、ストレスがたまり続けると抵抗力を超えてしまう。これがキラーストレスになるみたいなんですね。

だからマインドフルネスをするとストレスが減るっていうのは確かなんでしょうけど。それは「結果としてそうなってる」というだけで、マインドフルネスはもともとストレス対策のために発明されたものじゃないんですね。マインドフルネスは禅とかヨガの瞑想がもとになってます。禅やヨガを始めた人たちってストレスをなんとかしようと思ってたわけじゃないと思うんですよ。

じゃあ、マインドフルネスは何のためでしょうか。
”気づき”っていうのは客観的にものごとをとらえるってこと。

「今、雑念が出ている」
「今、呼吸をしている」
「今、お尻が床に触れている」

自分の中や外で起きていることを感じ取って、何が起きているのか冷静にうけとめることここから始まります。

雑念の正体

雑念

雑念だって脳神経の活動の一部に過ぎないんですね。神経同士が勝手にネットワーク作って情報交換してるんです。雑念で考えてることが今現実に目の前で起きてるわけじゃないですよね。ようするにバーチャルな世界を自分で作って自分で見ているんですよ。

自作自演のバーチャルな世界

それが 雑念

だって、いくら昨日上司に怒られたからといって。今この瞬間も上司に怒られ続けているわけじゃないですよね。明日怒られるかもしれないと考えてるけど、絶対怒られるって予定表に書いてるわけじゃないですよね。

だから一歩引いてみれば映画やテレビを見てると同じ。「今、自分の脳はこんなことを考えてるんだ」って思えるようになる。それが「気づき」のようです。

バーチャルな世界の出来事だから、現実に起こってるわけじゃありません。勝手に流れてるテレビ番組みたいなものです。だから今は見たくないから見ないよ。と思えば雑念はいつの間にか意識から薄れて行ってしまうはずです。

雑念が出るまえの状態に「戻る」と宣言すれば、やがて雑念にとらわれなくなります。頭の片隅で雑念は活動してるかもしれないけど、無視するんです。雑念が出ても無理に消そうとするから意識してしまう。あってもいいけど、ずっとそれを考えることはしない。それが大切なんじゃないでしょか。そして呼吸や心臓の鼓動といった体の中で起きてることに注目してみる。この本ではそれが第一の段階だと紹介しています。

外で起きてることを感じる

それができると自分の外で起きてることに意識を向けていきます。五感をフル活動させて、今何が起きているのか観察するんです。

「肌に風があたってる」
「外を走る車の音がする」
「廊下をあるく家族の足音がする」
「料理をしている、いい匂いがしている」

それを感じていると、いずれば頭の中で雑念が出てくる余裕がなくなります。
人間の脳には限界があります。「あれも、これも」って一度にたくさんのことはできません。自分のまわりで起きてるものの観察を続けていると、頭の中で勝手に活動してる余裕がなくなるんですね。すると、雑念にとらわれて不安を膨らませることもなくなってくる。その結果がストレスが減ることにつながるんだと思います。

マインドフルネスができるとなにがいいの?

そうして自分の五感を使って観察して情報を取り入れる活動を続けます。最終的には自分のまわりで起きてることを同時に感じ取って、何が起きてるか頭の中で処理できるようになる。
そうすると、客観的な観察力や注意力が養われるし、情報を処理する能力が上がってくる。

感情的にものごとをとらえるんじゃなくて、客観的に何が起こったかを知ることができる。結果としてビジネスの場面でも役に立つ。ということじゃないでしょうか。

マインドフルネスの考え方はグーグルにも生かされているそうです、情報処理の考え方につながるのかもしれませんね。グーグルやインテルなどの大企業がマインドフルネスを取り入れてるのは、単にストレス対策だけじゃないようです。効率的な頭の使い方や観察力、客観的に物ごとをとらえる訓練にもなってるんじゃないでしょうか。

そうしたまわりで何が起きているかを感じ取って意識できるようになると。今、自分がここにいるっていうことが実感できるようになるそうです。僕はとてもその域までは達してませんが。いずれはそうなりたいですね。

付録CDは訓練用でした

この本についてるCDは自分の周囲で起きていることを、観察するための訓練に使うものみたいです。瞑想を助けてくれるガイド役やリラックスできる音楽じゃないんですね。あくまで訓練のためのもの。

CDを聞けば瞑想ができる、リラックスできるって期待して買うとがっかりすることになります。事実、このCDを聞いた妻は「こんなの詐欺だ」って言ってました。

もっと簡単に瞑想がしたい、ストレスを和らげたいっていう人は

瞑想初心者にありがちな部分を治すための方法
に書いた吉田 昌生氏の本の方が向いてると思います。

この本はリラックスだけじゃなくてマインドフルネスを使って客観性、感受性を高めたいという人のための本のように思います。それがマインドフルネスの本当の意味のようです。
そうすると結果的にストレスが減る。集中力が上がる。ということみたいですね。

ストレスが減るっていうのは、後からついてくるもののようです。

瞑想しなくてもマインドフルネスできる?

公園

この本を読んだ後に改めてサイエンスゼロの録画を見てみました。
NHKはさかんにストレスがなくなるみたいに演出してましたが、出演していた熊野宏昭氏は「マインドフルネスの本質は気づき」「リラックスや集中力だけがマインドフルネスじゃない」って言ってました。熊野氏自身は「マインドフルネスはストレス対策のためのもの」なんて一言も言ってないんですね。

それどころか、瞑想しなくてもマインドフルネスと同じことができる。観察することがマインドフルネスと同じ効果がでる。と言ってました。意味はこの本に書いてることと同じです。

まとめ

なんだか、思い込みって怖いですね。番組の構成がストレス対策になってるから、マインドフルネスってすっかりストレス対策のための瞑想って信じてました。

もちろんマインドフルネスをすればストレス対策になると思います。でもそれだけで終わらせるにはもったいない。というのがこの本を読んだ感想です。

マインドフルネス(mindfulness)って直訳すると”注意深さ
何にもしない、何にも感じない、何にも気づかないってのは
マインドフルネスじゃないんですね。

心のトレーニングで注意力、観察力、客観性を高める。
そうするとストレスだと思っていたものが実は自分の作りだしたバーチャルな世界だって思えてくる。すると結果的にストレス軽減になる。それがマインドフルネスなんだと思います。

僕自身まだまだ勉強が足らないな、って思いました。
って気が付くこともマインドフルネスなのかな?

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この本はマインドフルネスをもっと知りたい、勉強したいって人向けの本。

お手軽にストレス対策のための瞑想がしたい人は。
こちらで紹介してる吉田氏の本が向いてると思います。
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