長引く咳は気をつけたほうがいいです。
40歳を過ぎると体力が衰えて、風邪の治りが遅くなったなと感じる事があるかもしれません。
でも、一ヶ月も二ヶ月も続くような咳は、風邪ではない可能性が高いです。
咳の出る病気は風邪以外にもありますが、疑ったほうがいいのは喘息、肺炎、結核です。
俺は健康だから心配ないよとか、いまどき結核なんてあるわけがないと思ってると危険かもしれません。
喘息一歩手前でした
僕の場合も、子どものころから風邪をひきやすかったせいもあり、咳が長引いてもまた風邪ひいたんだと思って油断してました。
でも、一ヶ月たっても咳が治まらないんですね。夜寝てるときに、急に咳が止まらなくなったりする事もあります。でも、熱は出ないしひどい咳ではないから病院に行こうとは思わない。当時はまだ会社に勤めていたから簡単に休めなかったというのもあります。結局2~3ヶ月放置してました。
でも、さすがに咳が治まらないのでおかしいなと思って病院に行ったら
「咳喘息(せきぜんそく)」と言われました。
聞きなれない病気ですが、喘息ではないみたいです。
喘息になる前の段階です。放置していると喘息になる事があるそうです。
喘息になると、発作的に咳が止まらなくなったり、ひどい咳が出たり、大変です。
僕の身の回りにもそういう人はいました。そうなると、完治するのはなかなか難しいようです。
でも、その一歩手前の咳喘息であれば治療によってよくなる可能性は高いという事です。
やはり、喘息においても早期発見が大切だという事が分かりました。
喘息は子どもの病気じゃない
喘息というと子どもの病気というイメージがありませんか?
でも、今や子どもだけとは限りません。
むしろ大人になって喘息になると重症になる可能性が高いといいます。
僕の場合、アレルギーから咳喘息になりました。
もともと、花粉症ではなかったし、食べ物や他の物でもアレルギー反応は出たことがありませんでした。長年化学系会社に勤めていてどんな化学薬品を使ってもかぶれたり、おかしな症状が出たりという事はなかったのです。
でも、ここ数年。ちょっとした事で咳が出たり、目がかゆくなったりという症状が少しずつ出るようになりました。
アレルギーというのは、だれでもなる可能性のあるものです。
体内に抗体物質が蓄積されて、ある一定量を超えるとアレルギー症状が発生します。
だから子どものころは花粉症じゃなかったのに大人になって花粉症になったという人はよくいます。
僕の場合はその症状が出るのが40歳近くになってからだったという事です。
花粉症の自覚症状はないのですが、咳喘息という形で現れました。
咳喘息はここを疑え
咳喘息になると、咳がよく出ます。
黄色いタンがからむよう
な咳ではないです。
たまに、つばよりもちょっとネバネバしたようなものがからんだ透明(白い)なタンの様なものがでる事はあります。
ヒューヒューとかゼーゼーとかいった呼吸が苦しくなるような症状は出ません。
風邪は放置しても直りますが、咳喘息は放置しても直りません。
一ヶ月以上続くような咳
は疑ったほうがいいです。
1年くらい続く人もいるようですが、更に放置しておくと本当に喘息になる事もあります。
咳喘息の患者の約3分の1の人が喘息になるといわれています。
夜寝ているときに、咳が出てなかなか止まらないことがあります。
レントゲンには写りません。
肺炎などのレントゲン写真に写る病気ではない事が分かります。
咳喘息の原因
咳喘息の原因はいろいろありますが異物が呼吸器系に入って気管の中で炎症が起こる事で咳が出ます。
アレルギー物質や、細かいホコリ、粉塵の多い環境で長くいると席喘息になる可能性は高くなります。ストレス、喫煙、飲酒も関係があるといわれてます。
最初は風邪をひいて、そこから咳喘息になってしまう人もいます。
アレルギー体質の人に多いようです。
僕の様に今までアレルギーの自覚症状があまりない人でも、潜在的に危険性があった人がなんらかの拍子になってしまうことがあります。
今まで、アレルギー検査をしていない人は、この機会にやってもらったほうがいいと思います。思わぬアレルギーが見つかるかもしれません。
わざわざアレルギー検査のためだけに病院に行くのは面倒ですが、治療のついでにやってもらえば手間が省けます。
僕の場合、こんな内容でした。
他にも検査項目はありましたが省略します。
IgEという値でアレルギーになりやすいかかどうかが分かります。
成人の場合、基準値は170だとか250だとか言われてます。
僕の場合は高いですね。
でも、ひとつひとつの程度は低いです。いくつも引っかかってるので全体としては測定値が高めに出ているということです。
このIgEという値は、たくさんの検査項目を図った合計なのです。
たとえば、杉は陽性反応の2ですがこのくらいではひどい花粉症の症状は出てません。
飛散量が多いときに少し目がかゆくなるくらいです。
花粉症の症状がひどい人は陽性反応の5とか6が出るみたいです。
IgEという値は個人差が大きいようなので、数値が高いから直ちに重症というわけではありませんが、気をつけたほうがよいですね。
とりあえず、陽性反応の高いものはなるべく取らないようにしたいですね。
咳喘息は治るのか
気になるのは治るどうかですが。
時間はかかりますが、薬を飲むことで治るようです。
たまに、自然治癒力で治る人もいるようですが、放置しておくと本当に喘息になってしまうこともあるので、放置するのは危ないと思います。
薬の服用により、数ヶ月から半年くらいでだんだんよくなっていきます。
治療には喘息用の薬が使われます。喘息患者と比べると薬の量は少ないという事です。
もちろん、人によって症状の重さは違うでしょうからひどい人は薬の量が多くなると思います。
僕の場合は二種類の飲み薬を飲んでます。
・喘息やアレルギー症状を抑える薬
モンテルカストNa錠(シングレア)か、プランルカストカプセル。
僕の場合モンテ
カルストの方がよく効きました。人によってはモンテルカストもプランルカストも効果は同じという事もあるみたいです。
でも、モンテルカストはジェネリック薬がないので値段は高いです。
プランルカストはジェネリック薬があります。
・気管拡張薬
気管支や肺血管を広げて呼吸をしやすくする薬。
テオフィリン
ジェネリック薬があります。
薬局によってはジェネリック薬を置いてない所もあります。
これでも効かないときはステロイド系吸入薬を使うことになりますが、
僕の場合はそこまでひどくはならなかったです。
最初はモンテルカストを使ったところ、症状がよくなったのでプランルカストに切り替えたら症状が悪くなったことがありました。
またモンテルカストに切り替えて2ヶ月くらい様子をみました。
よくなってきたのでプランルカストに切り替えました。切り替えてからも症状は出なくなったので、治りつつあると考えていいと思います。
そして、今日からプランルカストをやめて気管拡張薬だけで様子を見ることにしました。
これで、咳がでなければかなり回復しつつあることになります。
さあ、咳喘息はなおるのでしょうか。
ところで、
風邪をひくと喘息の薬は効き目が悪くなるので風邪はひかないように体調管理には気をつけないといけません。
以上、文也でした。
喘息の記事
コメント