マイナンバー制度を偽って詐欺に使う手口が増えてます。
その中で、訴訟履歴や犯罪履歴に残るので滞納金を払いなさいという手口の詐欺があります。
参照記事:マイナンバー詐欺のメール
もちろん、そんなことはありません。法律を読んでもどこにも書いてません。
でもマイナンバーについて調べていると気が付いたことがありました。。
マイナンバーが導入されると犯罪履歴や訴訟履歴がばれてしまうと心配になっている人が多いみたいなんですね。
誰も検討すると言ってないのになんでそんな話になってしまったのでしょうか。
マイナンバーでは犯罪履歴は分からない
結論から言うと、マイナンバーと犯罪履歴がばれるということはありません。
マイナンバーの導入目的が、社会保障、税収の公平化、未納対策、災害時の各機関の連携をとるためにつくられてているからです。
内閣の一組織である「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部」というところがマイナンバーを使えばこんなことができるという案を発表しています。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/senmon_bunka/number/dai9/siryou6.pdf
今現在、実行されていないものもありますしここに書かれていても実行できないものはあると思います。
でも、その中にも犯罪履歴とマインバーを結びつけるというのは書かれていません。
人権上の問題もあり、似たような制度のある外国の例をみても国民に与えられた番号と犯罪者を結びつけるというのは行われていません。
日本だけがやるというのは考えられません。
むしろ日本は制度上は加害者にやさしい国です。犯罪対策のためにマイナンバーを使うというのはないでしょう。
国民の大多数が希望すれば別ですが。やるかやらないかは国民しだいです。
でも、ネット上ではマイナンバーで犯罪履歴がわかる。
今はなってないけどで将来はできるようになる。
と主張している人たちがいます。
そういうひとたちは、不安をあおって自分の利益にしようとしている人たちなので騙されないようにしましょう。
現実に起きていないことに心配するよりも、すでにある制度をよく知って自分にとって何がよくて何が都合悪いのかを知るようにしたほうが健全的です。
不安な気持ちにつけこむのが詐欺師の手口なのですから。
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