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賞味期限切れ間近のアルファ化米を食べてみました


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わけあってアルファ化米を入手しました。

家族が地域の防災訓練に出席して、もらってきたものです。アルファ化米は食べたことなかったので「どんなものだろう」と食べてみたい気もしました。でも「保存食なので保管しておこう」と思いました。ところが。

よく見てみると賞味期限まで2ヶ月を切っているではありませんか!

やるな京都市!
備蓄食糧の消費を市民に押し付けるとは。

いや、これも啓蒙活動の一環でしょう。

と前向きにとらえ。

せっかく頂いたので食べてみようと思います。
こういう機会でもないと食べることはないですから。

というわけでアルファ化米の食事レポートです。

目次

アルファ化米とは

そもそもアルファ化って何でしょうか?

気になっていたので調べてみました。

デンプンにはアルファ(α)型とベータ(β)型があります。生米や冷めて固くなったお米ベータ 型 デンプンでできています。

デンプンは何で出来ているでしょうか?

ブドウ糖です。

ブドウ糖が数百から数万集まってデンプンが出来ています。数万のデンプンが絡まって固くくついているのがベータ 型 デンプンです。糸が絡まっている様子と似ています。

アルファ型デンプンは、ブドウ糖とブドウ糖の間に水の分子が入り込んでほぐれた状態。水を含んでいるので柔らかいです。ご飯を炊いて柔らかくなったのがアルファ型デンプンです。

人間は硬いβ型デンプンはなかなか消化出来ません。そこで水を入れて調理して柔らかくしているのです。

でも、アルファ型は水を含んでいるので腐りやすいです。放置しているとベーター型に戻ろうとします。冷めたご飯が固くなる、冷めたお餅が固くなるのはそのためです。

アルファ化米は、乾燥しているのにアルファ型を保っているデンプンです。普通、ご飯は冷えるとベータ型に戻ってしまいます。でも冷えて乾燥してもアルファ型のままでいられる技術が開発されました。

その技術で作られたのがアルファ化米です。アルファ化米は水を入れるだけで消化のできるデンプンが食べられるのです。

と、アルファ化米の理屈がわかったところで食べてみましょう。

アルファ化ご飯を食べるまで

アルファ食品株式会社の「安心米」という商品です。

アルファ食品安心米

ラミネートパックになっています。丈夫そうですね長期保存もできそうです。製造から5年6ヶ月保つそうです。

今回食べたのは賞味期限残り2ヶ月を切ったものでした。

ということは5年以上前に製造されたもの・・・

大丈夫でしょうか?

裏には食べ方が書かれています。
この通りに作ってみようと思います。

まずは底を広げて立たせます。

このパックが水を入れる容器の代わりになりますからね。

ちゃんと自力で立てるように底を広げます。

このとき、口の部分をポンポンとたたいて中身を下に落としておきます。封を切ったときに中身が漏れて出てくるのを防ぐためです。

封は手で開けられました。
ハサミはなくてOKです。

アルファ米

中にスプーンと乾いたお米が入ってますね。

説明書きによると脱酸素剤も入ってるようです。しばらくスプーンでかき回すと脱酸素剤が見つかりました。

これが脱酸素剤です。

脱酸素剤

「たべられません」と書いてあるやつ。
食品やお菓子によく入ってますね。
乾燥剤ではありませんよ。

食品は酸素があると酸化して傷んでしまいます。そこで酸素を吸収してくれるのが脱酸素剤です。 乾燥剤の酸素版みたいなものです。

乾燥剤は水分を吸収するだけです。酸化までは防げません。

スプーンと脱酸素剤を取り出します。 入れたままだと水浸しになってご飯に埋もれてしまいます。

中のお米はこんな感じ。

アルファ化米

炊いた後、乾燥した
干からびたご飯みたい

うーん。これで大丈夫なのか?

アルファ食品の安心米は水でもお湯でも作れます。

お湯は16分。
水は 60分。

今回は災害時を想定して水を入れて食べます。

パックの内側に線がありますね。内側の線まで水を入れてみましょう。
水を170ml入れればいいです。
計量カップがなくても「注水線」と書いてある線まで入れればいいです。

干からびたご飯が水に浮いてる。

この状態で60分待ちます。

・・・

60分経過。

開けてみましょう。
どうなっているでしょうか?

アルファー米

おおっ

ちゃんと出来てる。

カラカラに干からびたご飯がふっくらと光沢のあるご飯になりましたよ。

商品として売ってるので当たり前かもしれませんが。 あの状態からこうなるとは・・・

初めて見ると驚きます。

かき混ぜてみましょう。

アルファ化米

下の方は水分が多いせいか。ちょっと水分が多めですね。
柔らかそうなごはんです。

アルファ化ご飯を食べてみると

そのまま食べても良いんですが。
晩御飯なのでお茶碗に移してみました。

これで半分です。

一パックで364kcal。
できあがったらおおよそ270gになります。

一人前としては十分な量でしょう。

食べてみましょう。

ちょっとパサパサしますが。
意外といけますね。

わかめご飯なので、ちょっと塩味もきいててじゅうぶん食べれます。

確かに炊いたご飯と比べるとちょっと硬さが残りますが。水を入れる前の状態からは想像できないくらい柔らかくておいしい。

意外ですね。

電子レンジで温めるとさらに美味しいです。外ではチンすることは出来ませんが。家で賞味期限間近の保存食を消費する時は温めてもいいですね。

サトウのご飯よりいいかもしれない。ひとつぶひとつぶがお米として独立していて「ご飯を食べてる」って感じがします。

保存食やアウトドア用としては十分な美味しさです。

保存食として置いておきたい

アルファ化米はお湯でも作れるそうですが。
水だけでも食べられます。
新品なら5年半もつので長期保存が可能です。

やっぱり、我が家でもアルファ米保存しておこうと思います。

調べたところ。
楽天や通販でも売ってますね。

今売ってるものはパッケージのデザインが変わってます。
今回食べたのはわかめご飯でした。他にも白米、五目ご飯、ひじきご飯、きのこご飯、山菜おこわ、野菜ピラフ、ドライカレー、白がゆ、梅がゆがありますね。こんなに種類が多いとは。いくつか狩っておくと飽きが来なくていいかもしれません。

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