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社員を棄てたい企業・新型リストラ クローズアップ現代で紹介

誹謗

“NHKクローズアップ現代”で、新しい形のリストラが行われていることが紹介されました。

黒字にもかかわらず、社員をリストラする企業。しかも従来にない手口で行われていました。

利益のためなら何をしても許される。平気で社員を棄てる企業は存在します。

企業のモラルの低さを改めて考えさせられます。

 

目次

余力のあるうちに余剰社員をリストラ

 

転職制度を悪用?

話題になったのはある製紙会社。黒字企業です。

営業の社員が、人事にいきなり呼ばれました。
「会社に居場所はない。新しい仕事先を探したらどうか」と言われます。

会社の業績は悪くないのに、いきなりそんなことを言われたら驚きますよね。もちろん、その社員は断りました。

すると、業務命令で「人材会社に通って仕事先を探すのが仕事」といわれたのです。自分の仕事を探せ。というのは明らかに「お前は辞めろ」と言ってるのと同じです。

どうやら40代、50代の社員が狙われているようです。

話題になったのは製紙会社ですが、大手電機メーカーでも行われてるようです。

しかも。人材会社もかかわっているということ。仕事先を探せと言われた人材会社と会社がグルになってやってるのです。

会社としては、将来性が悲観的なので。黒字のうちに退職金を出して社員を減らしておきたい。という意志が働いているようです。それを提案したのが人材会社。しかも、国の再就職を支援する制度を悪用しての行為です。

国はこのような事が発覚したら支援金の支給をしないそうですが。提案するほうもするほうだけど、やる方もやる方ですね。

 

会社の本音は「できるだけお金は出したくない」

リストラ方法の斬新さには驚きました。でも、やっぱりな。という気はします。

テレビでは放送しにくい部分の話になりますが。僕は以前、中小の素材メーカーで働いていたことがあります。大手製紙会社と取引してました。下請けや中小の取引先に対して行っていることを考えれば、想像はできます。

組織の中にいた人にとっては「裏切られた」。と思うかもしれません。

外向きの圧力が内にも向いただけなんですね。

勤務年数が長いなんてのは問題ではないです。今、コストに見あうほど役に立ってるかが問題。少なくとも、会社はそう考えます。

 

社労士は社員の味方じゃない

また、社会労務士が企業のリストラを代行していると紹介されました。もともと、社会労務氏は会社と契約して働いている人ですから。会社の利益になることなら普通にやってます。

社員のクレーム?や労働組合への対処の仕方を指南する社労士はいました。

でも平然と社員を解雇させるために社員を説得(脅迫?)する。そんな社会労務士がいても不思議ではありません。

 

会社は社員を守らない

さまざまな問題があると思いますが。企業はいらない社員を棄てたがってるんですね。今回の問題が解決されても、新たな手口は出てくるでしょう。

終身雇用は過去のもの。会社員なら今までどおりにしてれば今までどおりの生活が出来る。でもそれが成り立たない時代になってます。

理屈では分かっても、身近な問題としては感じられないと思います。

僕は自分から会社を辞めたことがあります。自分を殺して会社に仕えることに疑問を感じたからです。もちろん家族の同意も得ました。

自分にはどんな能力があって何ができるのか。どんな能力を身につければ生きていけるのか。さまざまな可能性を考えました。

自分が思うほどには会社は必要としていない。会社は社員を守ってくれない。そういう企業があるのは今に始まったことではありません。

今黒字だから安心。ではなく。会社の将来性も考えて、今のままで大丈夫なのか。考えてみることも必要かもしれません。

今さらな気もしますが、会社に守ってもらう時代は終わった。

改めて感じました。

 

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