北朝鮮を威嚇するために派遣したB-1B爆撃機ってどんな飛行機?

1/48プラモデルパッケージ B-1B(amazon)

北朝鮮が5回目の核実験をしたことで。
米軍は朝鮮半島周辺に爆撃機を派遣しました。
その中には最新鋭のB-1爆撃機が派遣されたとありますが。
B-1爆撃機ってどんな飛行機なんでしょうか?

気になったので調べてみました。

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米軍の爆撃機

現在アメリカ軍は大きく分けると3種類の爆撃機を持っています。
B-52、B-1、B-2の三種類です。

大きく分けると書いたのは同じ種類でもマイナーチェンジをしてるからです。製造した時期によって微妙に違うんですね。製造された後でも古くなったら改良して使い続けてます。でもそんなこまかいところは無視して。大まかな種類を紹介します。

ロックウェルB-1Bランサー爆撃機

新聞やマスメディアでB1爆撃機と呼ばれてるのがこれ。

B-1B

ちょっとコンコルド(ふ、古い・・・)っぽくて格好いいですね。
B-1Bはアメリカ空軍が所有する爆撃機です。

マッハ1.25という超音速で飛ぶことのできるんですよ。

正式にはB-1B爆撃機。ロックウェルインターナショナル社が開発したので、ロックウェルB-1Bランサーということもあります。メーカー名+機体の名前という点では「トヨタ・プリウス」みたいなかんじ。

B-1Bの頭の「B」は爆撃機の意味です。
「1」は一番目に作った飛行機という意味です。米軍は戦前から使ってた番号を1960年代にいちどリセットしてるので、1960年代から後に作った爆撃機の中で最初のタイプという意味です。

最後の「B」はB-1の2番目の改良型という意味です。最初にA型があって、その次だからB型。Bだから高機動とか、爆撃専門とかそんな意味はないです。二番目という意味しかないです。

ランサー(Lancer:槍を持つ騎兵)っていう愛称がついてます。

どんなに凄い飛行機なの?

B-1Bは最高速度マッハ1.25で飛ぶことのできる超音速ジェット爆撃機です。

大きさは長さ44.8m。
幅は最大で41.6m。最大でというのは翼を折りたたむことができるからなんです。
B767の一番短いタイプが48mなので中型旅客機並みの大きさです。
超音速で飛ぶためのエンジンが入ってるのと、大量の爆弾を積まないといけないので胴体は太いです。

能力的には核兵器を積むことはできますが、STRAT2(第二次戦略兵器削減条約)の対象になったので現在は核兵器は載せません。通常兵器といっていわゆる爆弾やミサイルを載せてます。

最大で56tの武器を積むことができます。B-29の6倍の爆弾を積むことができるんですね。機体の中に入るのは34t。他22tは機体の外につるします。でも機体の外につけると空気抵抗が大きくなります。できるだけ機体の中に積み込みます。

500ポンド爆弾(227kg)なら84発積むことができます。
AGM-86巡航ミサイルは8発。

ステルス能力ではB-2に負けますが。
爆弾の積める量や飛ぶ速さなどは、世界最高性能の爆撃機といえるかもしれません。高性能な爆撃機が飛んでたら相手国にとってはかなりプレッシャーになりますよね。

意外と難産B-1爆撃機ができるまで

一度キャンセルされてました

マスコミなんかでは「最新型」って言われることありますが。実は全然新しくないです。
だって、1960年代に開発が始まって、B-1Aが初飛行したのが1974年。その後1970年代に実用化されたんですが。当時は核ミサイルで戦争の決着がつくと考えられていたので「人間の操縦する爆撃機は時代遅れ」「あまりにも値段が高すぎる」というのいうのでカーター大統領(知ってる人いるかな?)の時代にキャンセルになってしまいました。

レーガン大統領のおかげで復活

でもレーガン大統領の時代1981年に復活。当時アメリカはソ連との冷戦真っ最中。レーガン大統領は「強いアメリカ」を目指して強力な兵器を配備してたんですね。

核ミサイルを打ち合ったら人類滅亡なので、現実的には核を打ち合うのはできません。というわけで結局人間の操縦する爆撃機が必要になったというわけです。

B-1もレーガン大統領のおかげで復活した兵器のひとつなんです。

しかもただ復活しただけじゃありません。改良型のB-1Bになったんです。主な改良点はコストダウンとステルス化だといわれます。ステルス化といっても当時はまだ本格的なステルス化はできてませんが、やらないよりはまし。というわけでちょっとだけステルス入ってます。機体が黒っぽいのはそのためだと思ってください。

というわけなので1980年代に実用化された飛行機なんです。
決して最新型じゃないんですね。

古いのになぜ最新型とよばれるの?

30年前の飛行機ですが。なぜ最新型って呼ばれるんでしょうか。
それはマスコミの知識が不足してるからです。といってしまうと元も子もないですね。もう少し考えてみましょう。

米軍は爆撃機(正確には戦略爆撃機)を三種類持ってます。
B-1Bは2番目に新しい爆撃機です。だから最新じゃない。

最新型はB-2ステルス爆撃機

一番新しいのはノースロップB-2スピリッツ。いわゆるステルス爆撃機ですね。

テスト飛行中にUFOと間違えられることもあったそうです。

でも、ステルス爆撃機は行動が謎のことが多くてどこで何してるかあまり公表されません。使う目的もレーダーをかいくぐってミサイル発射。とか、特殊な作戦を想定してるらしいです。もちろん、爆弾落としたりってできますが。それに使うには立派過ぎる飛行機ですよね。アフガニスタンの空爆には参加してますけど。なにしろ一機2000億円。イージス艦(1400~1500億円)より値段が高い。世界一高価な飛行機といわれています。しかもハイテクの機密だらけ、敵国の近くで落ちたらステルス技術が洩れてしまいます。だからむやみに出撃させられません。

結局、普通に爆撃機として使うにはB-1Bが一番新しい飛行機ということなんでしょう。

古典的な爆撃機B-52

それに、爆撃機って聞くとこんな形を思い浮かべませんか?


これはボーイングB-52ストラスフォートレスという爆撃機です。米軍が持ってる現役爆撃機の中では一番古いタイプ。1952年初飛行というかなり古い飛行機です。B-29の進化形って感じですね。いかにも爆撃機って形してます。

安くて爆弾沢山詰めて使いやすいということで、今でも使ってます。

古典的な形のB-52に比べるとB-1って未来的な形してます。そんなところもいまだに最新型って呼ばれる理由かもしれません。

B-1Bは韓国で何してるの

アメリカ軍は9月13日にB-1Bを韓国に派遣しました。

もともと爆撃機がどこで何してるかは他の国には秘密にされるものです。それをあえてばらすということは「いつでも攻撃できるぞ」というメッセージを送るためだといわれています。

核兵器を搭載可能と紹介されますが、核兵器削減条約の影響で現在は核兵器は積んでません。だから、攻撃するとしても爆弾か通常弾頭の巡航ミサイルになります。通常弾頭っていうのは火薬で爆発するタイプの爆弾です。もちろん昔ながらの黒色火薬(花火とかに使うやつ)ではありません。化学的に合成された火薬を使ってます。

でも「核を載せる能力がある」ということで北朝鮮にとってはプレッシャーになるかもしれません。

まあ、威嚇だけなので。実際に攻撃することはないと言ってしまってもいいと思います。
北朝鮮は何をするかわからない国なので、攻撃するなら全面戦争するくらいの準備がないとできないんじゃないでしょうか。

過去にはアメリカはクリントン政権時代に北朝鮮を空爆しようとしたことがありました。でも韓国が反対したのでやめた経緯があります。今の北朝鮮なら空爆されたら韓国と(最悪日本も)巻き込んで戦争しそうですね。

なので、「核開発続けるなら攻撃するぞ」という脅しをかけるだけみたいです。

でも今の北朝鮮みてると、おどしではあまり効き目はないように思います。
むしろ、中国の方が嫌がってるかも。

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