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スイセン・ジャガイモで食中毒

スイセン

水仙(スイセン)を食べて食中毒になる人が増えてるようです。
花のないスイセンはニラに似てるとか。

他にも野生の植物を食べ物と
間違って食べて中毒を起こす人がいます。

ジャガイモを食べて食中毒になる人までいるのです。

いったいどうなってるのでしょうか。

そこには、似てる似てないの問題。

 

 

目次

スイセン中毒者は149人

 

読売新聞によると。
2006か2015年の間に、
スイセンが原因の食中毒は37件が通報されています。
患者数は149人ということです。

スイセンというのは花を楽しむための植物。
彼岸花科の植物で。もともと毒があります。
葉や球根にはアルカロイドという有毒成分が含まれています。

嘔吐や下痢などの症状が出ますが。死ぬこともあります。
スイセンを10g食べれば死亡するといわれています。

 

スイセン

スイセン

 

花のないスイセンは。
形がニラに似ています。

ニラとスイセンの違いは

・大きさ、太さが違う。
・スイセンの茎は、ニラの2~3倍の太さ。
・スイセンの葉っぱは全体的に太い。
・ニラには刺激臭があるが、スイセンにはない。

ニラみたいな植物が生えてるからと言って、勝手に取って食べてはいけませんよ。
もし家庭菜園で両方植えるときは、離して植えてください。

他にも毒のある植物と間違えやすい植物はあります。

 

チョウセンアサガオ

 

チョウセンアサガオはゴボウと間違えることがあるそうです。

つぼみはオクラ。
根はゴボウに間違われます。

似てるのかな?
つぼみだけを取り出してみたら、オクラに似てないこともないかな・・・

チョウセンアサガオ

チョウセンアサガオ

オクラ

オクラ

 

似てるのは色とおおまかなシルエットだけです。

オクラやゴボウは自然に生えてるものではないですよ。
自然界に似たようなものがあっても、
とって食べてはいけません。

 

ジャガイモで食中毒

 

何と、ジャガイモで食中毒になる人もいるとか。

ジャガイモの芽には毒がある。
というのは常識ですね。

芽の出たジャガイモ

芽の出たジャガイモ

緑色のジャガイモも危ないです。

ジャガイモは置いておくと。
芽が出たり変色します。
だから、ジャガイモは冷暗所で保存して早めに食べてください。

芽や色の変わった部分は切り取って食べてください。

基本的に保存はきかないたべものだと思えておきましょう。

 

自然のものには毒がある

 

こういう報道で思うのは。
これだけ情報のあふれている世の中なのに。
本当に必要な知識がまだまだ広まってないということ。

むしろ、大切な知識が失われているように思えます。

実は身近な食材にも毒はあるのです。
かつてはそれを知って悪い部分を避けて食べていました。

でも、現代人は自然界の毒には無頓着になっています。
食品添加物や微量の化学物質には大騒ぎするのに。

自然の物だから毒はないはずだ。
という勝手な思い込みはやめましょう。

自然界には毒があふれています。
植物は動物に食べられないように身を守るため、
毒を身につけるものがいるからです。

野生の植物が苦いのはそのためなんですね。
もともと苦味は虫や動物から身を守るための毒なのです。
だから苦いものを子供が避けるのは正しい判断だ。
という研究者もいます。

野菜に入ってる苦味くらいでは人間に影響は出ませんが。

野菜は野生の植物を毒を持たないように改良した植物。
自然界のものはむやみに食べると危険。
無農薬でなくても日本の田んぼで取れたものの方がはるかに安全なのです。

 

 

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