やりすぎたスポーツが健康に悪いわけ

40歳を過ぎて、お腹周りや生活習慣病が気になりだしました。
そこではじめたのがウォーキング。

お金をかけずにできる健康法として注目を集めつつあります。

でも、もっと体を動かしたほうがいいんじゃないの?

と思う人も多いでしょう。

でも、40歳をすぎてからの激しい運動は体によくありません。

 

 

スポーツは体に悪かった

健康にいいものというといかにも体動かしてます的なものを想像しますよね。スポーツは健康にいいと思って続けてる人もいるでしょう。でも、健康な体を作るだけなら無理にスポーツする必要ないです。

あなたの身の回りの人にもいませんか。スポーツが大好きだったにも関わらず早死にしてしまった人が。

動物実験でも運動量が多すぎるとかえって病気になりやすくなり早死にするという報告があります。もちろん人間も同じです。運動をしすぎると体に悪いのです。

プロのスポーツ選手が意外と風邪にかかりやすいのをご存知ですか?体に無理をかけているため免疫力が落ちているのです。

健康に生きるための体力(免疫力)と、記録を出すための体力(筋力、肺活量、瞬発力)は別物なのです。

 

 

スポーツが健康に悪い三つの理由

ではなぜスポーツがいけないのでしょう。

 

1.活性酸素が増える

 

動物は酸素がなくては生きていけません。

なぜか?

栄養素からエネルギーを取り出すときに酸素を使うからです。
糖分(グルコース)を分解することでATP(アデノシン三リン酸)という物質が出来ます。

ATPは筋肉の収縮や恒温動物に必要な熱の生成、栄養素の消化、体内の代謝系の維持など、動物が生きていくためにさまざまなところで活躍しています。

糖分からATPを作るときに酸素が必要ですが、この時に活性酸素が出来てしまうのです。

活性酸素とは普通の酸素よりも非常に不安定で反応性が高い物質です。自分が不安定なものだから、周囲にある物質に常にちょっかいをかけて化学反応を起こそうとします。化学反応してしまえば活性酸素は安定した物質に変わるのですが、ちょっかいをかけられたほうはもとの物質とは違うものになってしまいます。

活性酸素が細胞や遺伝子と反応してしまうと細胞や遺伝子が壊されてしまいます。

活性酸素になるのは人間が吸い込む酸素の1~3%程度だといわれています。もっと低いという研究者もいますが、生きている限り活性酸素は出来てしまいます。スポーツしなくてもできます。

活性酸素

でも人間の体には活性酸素を取り除くしくみがあります。抗酸化物質というものです。抗酸化物質が活性酸素と反応してくれるおかげで、他への被害を抑える事ができます。

でも、激しく体を動かして大量のエネルギーが必要になると作られる活性酸素の量が増えてしまいます。体内でも抗酸化物質を作る事はできますが、追いつかなくなります。

適度な運動によって体内で作られる抗酸化物質の量を増やすことはできますが、限度があります。

ちなみに加齢によっても抗酸化物質の量は減ります。40歳くらいから減少しだすといわれているので若いときみたいな無茶はできません。

だから、歳をとってから。

とくに40歳を過ぎてからの激しい運動は、体に悪いといえるのです。

 

突然死の危険性が高くなる。

 

歳をとってスポーツをして心筋梗塞で亡くなる人がいます。若いころはスポーツマンだったのに。信じられないと周囲の日とは言います。

でも、いくら若いころにスポーツをしていても歳をとれば肉体は衰えます。
しかも久しぶりに、スポーツを再開して若いころのように頑張ろうとしたら最悪です。

心臓や脳の血管に負担がかかり血管が詰まったり切れたりして、突然死の原因になる事があります。

心臓疾患

また、活性酸素が増えると血管を傷つけることがあります。若いころであれば、細胞の修復が間に合うかもしれません。歳をとって修復機能が低下しているときに、どんどん傷つけてしまえば血管はもろくなります。

歳をとると基礎代謝が落ちます。基礎代謝は成長期から20代が最も高く、年をとると落ちていきます。体質にもよりますが、20歳に比べると40代は50~100kcal落ちているといわれます。平均的な40歳の男性だと基礎代謝は1530kcalくらいです。1割も減ってないじゃないかと思うかもしれませんが、余ったエネルギーは脂肪となって蓄えられます。これが毎日積み重なると中年太りのできあがりです。

太るだけならまだいいかもしれません。40代でコレステロールの高い食生活をおくっていると動脈硬化の危険性は高くなります。コレステロールが血管の内側にたまって血液の流れが悪くなっているのです。

そんなときに血管に負荷をかけると血管が切れるのは当たり前です。

 

 

関節が悪くなる

 

関節は骨と骨の間に軟骨が挟まってクッションの役割をしています。軟骨があるので滑らかに関節が動くのです。

軟骨がなくなれば、硬い骨と骨がこすれあい神経を傷つけます。

特にランニングなどの長時間関節を酷使する運動を続けていると関節はすりやりやすくなります。そして、関節炎になるのです。

軟骨はコラーゲンの繊維が骨組みとなりコンドロイチン、ヒアルロン酸等の物質が間に入ることで軟骨のクッションが作られます。関節を痛める人は年齢が高くなると共に増えていきます。年をとるという事はそれだけ関節を使ってる時間が長いという事です。すり減る量もふえるのです。スポーツなどで関節を酷使すると磨り減る量は増えます。年をとれば再生の速度も遅くなります。

適度に運動をすれば、再生速度を維持する事はできますが。無理をすると再生が追いつかなくなります。

コラーゲンのサプリを飲んでも、体内でたんぱく質に分解されてしまいます。そのたんぱく質がピンポイントで軟骨の再生に使われるとは限らないです。

 

以上の様に、年をとってからのいきすぎたスポーツは体に悪いといえます。

スポーツとして体を動かすことは気持いいですし。生きがいにもなるでしょう。スポーツそのものが悪いと言ってるわけではありません。

適度な運動量を守り栄養管理をちゃんとすれば運動は健康にはいいものです。事実、どの医者も健康のために適度な運動を進めています。

じゃあ、適度な運動って何なの?って事になります。

その答えが「ウォーキング」にある。

と、僕は思いました。

でも、ただウォーキングするだけではダイエットにはなりません。

次回はなぜ歩くだけでは脂肪は減らないのかお話します。

参考記事:40代からの効果的なダイエット

以上、文也でした。