企業が非正規を正社員にする理由、すべての非正規を社員にしたいわけではない

社員

このところ非正規雇用社を正社員にする企業がマスコミで取り上げられています。非正規社員の正社員化が始まった。と企業を評価する論調もあります。でもすべての企業がすべての非正規社員を正社員にしているわけではありません。マスコミが賞賛するような単純でもないようなんですね。

企業には思惑があるんです。善意でやってるわけではありません。企業が非正規社員を正社員化するメリットはなんなのでしょうか?

また正規雇用にすると言っておきながらしない企業もあります。どんな企業が危ないのでしょうか。

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なぜ正社員化するのか

正社員の採用ルート

正社員を雇用するとき、企業はどんな方法で採用しているのでしょうか?

1.新卒採用。

2.中途採用。

最近ではもう一つの流れがあります。それが

3. 非正規社員を正社員にする方法です。

現在、企業は人件費を抑えることに必死になっています。その一方で人手不足でも悩んでいます。だから正社員と同じ仕事でも格安でできる非正規社員は便利な存在です。今後も安い働き手としての非正規社員はなくならないでしょう。

その一方で企業は常に有能な人材を求めています。一度採用した有能な人材は手放したくない。だから正社員化して囲い込みをはかろうとします。

でも有能な人材を採用するのは難しいです。新卒の場合は、採用してみないと使えるかどうかわかりません。教育や訓練にも時間がかかります。将来の働き手として大事な採用方法なのは間違いないのですが、短期的に優秀な人材を確保する手段としては使えません。

中途採用者は即戦力が求められます。第二新卒なら将来性も考慮して採用しますが。それ以上に歳を重ねている中途採用者は採用後に使い物になるかどうかが重要です。ところが日本では転職はあまり一般的ではありません。必要なときに有能な人が来てくれるとも限りません。

そこで有能な働き手の確保手段として注目されているのが、非正規社員を正社員にする方法です。

有能な人材の供給先としての非正規雇用者

採用直後は非正規雇用ですから人件費は安くすみます。長い年月雇用する必要がないので大量に採用してその中から使える人材を探すのにも向いています。

非正規雇用者も何年も勤めていると正社員よりも有能な人が出てきます。正社員よりも優秀なパートタイマーもいたりしますよね。有能な社員なら企業は欲しいですよ。

でも、パートならすぐに辞めてしまうかもしれない。他の会社に行くかもしれない。

そこで引き止め工作の手段として正社員化します。正社員になると簡単には解雇できません。でもそのぶん特別な事情がない限りは社内で働き続けることになります。非正規から正社員にしてもらったということで、会社に対する忠誠心も高くなることが期待できます。

非正規から正社員になる方法は働く側にとっても企業にとってもメリットがある。というわけで今増えている採用方法なんです。

ということは。非正規でいいから企業に入ればチャンスがある。というわけではありません。

企業に有能だと認めてもらえないと正社員にはなれない。ということです。マスコミで報道されてるように誰でも正社員になれるわけではないんです。

正社員になるためのハードルは高い

有能だと認めて貰う方法は企業によって様々です。たいていは仕事の内容、能力、成績、人間性などを調べられます。上司の推薦をうけて試験を受けるなどの関門をクリアしないといけません。ハードルは高く、新入社員の試験を受けるより遥かに難しいです。時間もかかります。

企業は有能な人材を厳選するためにやってるのですから難易度は高いです。安易な気持ちで非正規に応募するのはやめたほうがいいです。

中途採用の試験のほうが楽な場合もあります。中途採用は採用試験で落ちる可能性は非正規雇用よりも高いです。でも非正規雇用は入社してからの苦労が多いのです。

企業によっては正社員になるためのレールに乗ったとしても実際に正社員になるのは一部だったりします。本当に使える社員なのかお試し期間があります。その間は非正規雇用と同じ待遇なことが多いです。

それでも有能な社員であること企業の求める人材であることが企業に理解されれば採用される可能性はあります。

ところが、見せかけだけの昇格制度を持っている企業もあります。次回はそれについてお話します。

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